【表紙】
| 【提出書類】 | 有価証券報告書 |
| 【根拠条文】 | 金融商品取引法第24条第1項 |
| 【提出先】 | 関東財務局長 |
| 【提出日】 | 平成26年6月26日 |
| 【事業年度】 | 第144期(自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日) |
| 【会社名】 | 住友電気工業株式会社 |
| 【英訳名】 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. |
| 【代表者の役職氏名】 | 社長 松本 正義 |
| 【本店の所在の場所】 | 大阪市中央区北浜四丁目5番33号(住友ビル) |
| 【電話番号】 | 大阪 06(6220)大代表4141 |
| 【事務連絡者氏名】 | 経理部長 林 昭 |
| 【最寄りの連絡場所】 | 東京都港区元赤坂一丁目3番13号 |
| 【電話番号】 | 東京 03(6406)大代表2600 |
| 【事務連絡者氏名】 | 財務部次長 新田 和久 |
| 【縦覧に供する場所】 | 株式会社東京証券取引所 (東京都中央区日本橋兜町2番1号) 株式会社名古屋証券取引所 (名古屋市中区栄三丁目8番20号) 証券会員制法人福岡証券取引所 (福岡市中央区天神二丁目14番2号) |
第一部【企業情報】
第1【企業の概況】
1【主要な経営指標等の推移】
(1) 連結経営指標等
(注)1. 売上高には、消費税等は含んでおりません。
2.第143期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、希薄化効果を有している潜在株式が存在しないため記載しておりません。
3.第144期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
4.第143期以降の従業員数については、臨時従業員の総数が従業員数の100分の10以上となったため、年間の平均臨時雇用人員を( )内に外数で記載しております。
(2) 提出会社の経営指標等
(注)1.売上高には、消費税等は含んでおりません。
2.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
3.第143期以降の従業員数については、臨時従業員の総数が従業員数の100分の10以上となったため、年間の平均臨時雇用人員を( )内に外数で記載しております。
2【沿革】
| 年月 | 経歴 |
| 明治30年4月 | 住友本店が日本製銅株式会社を買収し、直営事業として大阪市北区安治川上通に住友伸銅場を開設、銅電線などの製造を開始(創業) |
| 32年3月 | 大阪製銅株式会社を買収し、住友伸銅場中之島分工場を開設 |
| 33年4月 | 被覆線の製造開始 |
| 42年10月 | 通信用ケーブル試作開始 |
| 44年8月 | 住友伸銅場より電線製造業を分離し、住友電線製造所を置く。ほぼ、あらゆる電線ケーブルの製造能力を持つにいたる(創立) |
| 大正5年4月 | エナメル線の製造開始 |
| 12月 | 現在の大阪製作所の地に新工場を建て移転完了 |
| 9年12月 | 住友総本店から分離独立、株式会社住友電線製造所に改組(設立)(資本金1千万円) |
| 昭和6年6月 | イゲタロイ(超硬工具)の製造開始 |
| 10月 | 東海電線株式会社(現・住友電装株式会社)に資本参加 |
| 7年9月 | 耐酸ニッケル線など特殊金属線の製造開始 |
| 12年10月 | 東海護謨工業株式会社(現・東海ゴム工業株式会社)に資本参加 |
| 14年11月 | 社名を住友電気工業株式会社(現社名)と改称 |
| 16年3月 | 伊丹市に伊丹製作所を開設 |
| 18年1月 | 防振ゴム、続いて燃料タンクの製造開始 |
| 21年1月 | 東京支店(現本社(東京))、名古屋出張所(現中部支社)及び福岡出張所(現九州支店)を開設 |
| 23年11月 | 焼結製品の販売開始 |
| 24年5月 | 株式を東京・大阪・名古屋の各証券取引所に上場 |
| 6月 | 架空送電線工事部門に進出 |
| 28年4月 | 太陽電設工業株式会社(現・住友電設株式会社)に資本参加 |
| 36年5月 | 横浜市に横浜製作所を開設 |
| 37年2月 | 電子線照射イラックスチューブの製造開始 |
| 7月 | 本社を大阪市此花区より現在地(大阪市中央区)に移転 |
| 38年6月 | ディスクブレーキの製造開始 |
| 39年8月 | 電子線照射電線の製造開始 |
| 43年7月 | 交通管制システムを事業化 |
| 45年6月 | 化合物半導体の製造開始 |
| 49年12月 | 光ファイバ・ケーブルの製造開始 |
| 50年5月 | 営業年度を年1回に変更(毎年4月1日~翌年3月31日) |
| 51年12月 | ナイジェリア大規模通信網工事を受注 |
| 54年4月 | 当社初の時価発行増資を実施 |
| 56年3月 | 光LANシステム初納入 |
| 60年4月 | 合成ダイヤモンド単結晶製品の事業化 |
| 61年6月 | 米国にスミトモ エレクトリック ワイヤリング システムズ インク設立 |
| 平成6年2月 | 米国にスミトモ エレクトリック ライトウェーブ コープ設立 |
| 11年7月 | 住友電工ブレーキシステムズ株式会社にブレーキ・ABS事業を営業譲渡 |
| 7月 | 高分子機能製品事業を分社化した住友電工ファインポリマー株式会社が営業開始 |
| 13年10月 | 株式会社ジェイ・パワーシステムズに高圧電力用電線事業を営業譲渡 |
| 14年8月 | ADSL事業等を会社分割して新設した住友電工ネットワークス株式会社が営業開始 |
| 10月 | 特殊金属線事業を会社分割して新設した住友電工スチールワイヤー株式会社が営業開始 |
| 10月 | 巻線事業を会社分割し、住友電工ウインテック株式会社に承継 |
| 15年1月 | 建設・電販向け電線事業を営業譲渡した住電日立ケーブル株式会社が営業開始 |
| 4月 | 粉末合金・ダイヤ製品事業を会社分割して新設した住友電工ハードメタル株式会社が営業開始 |
| 6月 | 執行役員制導入 |
| 7月 | 事業本部制導入 |
| 18年3月 | ドイツの自動車用ワイヤーハーネスメーカー(現・スミトモ エレクトリック ボードネッツェ ゲーエムベーハー)を買収 |
| 19年8月 | 住友電装株式会社を完全子会社化 |
| 12月 | 日新電機株式会社を連結子会社化 |
| 21年8月 | 光・電子デバイス事業の組織再編により住友電工デバイス・イノベーション株式会社が発足 |
3【事業の内容】
当社グループ(当社及び当社の関係会社)においては、自動車関連事業、情報通信関連事業、エレクトロニクス関連事業、環境エネルギー関連事業、産業素材関連事業他の5部門にわたって、製品の開発、製造、販売、サービス等の事業活動を展開しています。
各事業における、当社及び当社の関係会社の位置付け等は次のとおりであります。
また、次の5部門は「第5 経理の状況 1.(1)連結財務諸表(セグメント情報等)」に掲げるセグメントの区分と同一であります。
| 区分 | 主要製品 | 主要な関係会社 |
| 自動車関連事業 | ワイヤーハーネス、防振ゴム・自動車用ホース、自動車電装部品 | 当社 [国内連結子会社] 住友電装㈱、東海ゴム工業㈱ [在外連結子会社] スミトモ エレクトリック ワイヤリング システムズ インク、 スミトモ ワイヤリング システムズ (ユーエスエー) インク、 スミデンソー ド ブラジル インダストリアス エレトリカス リミターダ、 スミトモ エレクトリック ワイヤリング システムズ (ヨーロッパ) リミテッド、 スミトモ エレクトリック ボードネッツェ ゲーエムベーハー、 ソウズ カビンド エスピーエー、 蘇州住電装有限公司、 福州住電装有限公司、 恵州住潤電装有限公司、 スミデンソー ベトナム カンパニー リミテッド [国内持分法適用関連会社] 住友ゴム工業㈱ |
| 情報通信関連事業 | 光ファイバ・ケーブル、 通信用電線ケーブル・機器、 光融着接続機、 光データリンク・無線通信用デバイスなどの光・電子デバイス製品、 アクセス系ネットワーク機器(GE-PON・CDN関連製品等)・交通制御などのネットワーク・システム製品 | 当社 [国内連結子会社] 住友電工デバイス・イノベーション㈱、 住友電工ネットワークス㈱ [国内持分法適用関連会社] ㈱ミライト・ホールディングス |
| エレクトロニクス関連事業 | 電子ワイヤー、 化合物半導体、電子部品金属材料、電子線照射製品、フレキシブルプリント回路、ふっ素樹脂製品 | 当社 [在外連結子会社] ジャッド ワイヤー インク、 住友電工電子製品(深セン)有限公司、 住友電工(蘇州)電子線製品有限公司、 スミトモ エレクトリック インターコネクト プロダクツ (ホンコン) リミテッド |
| 環境 エネルギー関連事業 | 導電製品、送配電用電線ケーブル・機器、巻線、空気ばね、受変電設備・制御システムなどの電力機器、ビーム・真空応用装置、電気・電力工事及びエンジニアリング、金属多孔体 | 当社 [国内連結子会社] 日新電機㈱、住友電設㈱、住友電工ウインテック㈱ [在外連結子会社] ピーティー カリヤ スミデン インドネシア、 ピーティー スミ インド カベル ティービーケー |
| 産業素材関連事業他 | PC鋼材、精密ばね用鋼線、スチールコード、超硬工具、ダイヤ・CBN工具、レーザ用光学部品、焼結部品、半導体放熱基板 | 当社 [国内連結子会社] 栃木住友電工㈱、住友電工ハードメタル㈱、 住友電工焼結合金㈱、住友電工スチールワイヤー㈱ [国内持分法適用関連会社] ㈱テクノアソシエ |
主要な関係会社を事業系統図に示すと以下のとおりであります。
4【関係会社の状況】
(注)1.「主要な事業の内容」欄には、セグメントの名称を記載しております。
2.「議決権に対する所有割合」欄の( )は、間接所有割合を内数で示しております。
3.※1:特定子会社に該当しております。
4.※2:有価証券報告書を提出しております。
5.※3:住友ゴム工業㈱の決算日が12月31日であるため、平成25年12月31日現在における議決権に対する所有
割合を記載しております。
5【従業員の状況】
(1) 連結会社の状況
| (平成26年3月31日現在) |
(注) 従業員数は就業人員数(当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出向者を含む。)であり、臨時従業員数(パートタイマー、アルバイト、定年退職後再雇用者、人材会社からの派遣社員を含む。)は、年間の平均人員を( )内に外数で記載しております。
(2) 提出会社の状況
| (平成26年3月31日現在) |
| 従業員数(人) | 平均年齢(歳) | 平均勤続年数(年) | 平均年間給与(円) |
| 4,232 (574) | 41.2 | 16.9 | 7,550,000 |
(注) 1.従業員数は就業人員数(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む。)であり、臨時従業員数(パートタイマー、アルバイト、定年退職後再雇用者、人材会社からの派遣社員を含む。)は、年間の平均人員を( )内に外数で記載しております。
2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
(3) 労働組合の状況
労働組合は、全日本電線関連産業労働組合連合会(日本労働組合総連合会加盟)等に所属しており、労使関係は安定しております。
第2【事業の状況】
1【業績等の概要】
(1) 業績
当連結会計年度の日本経済は、経済政策への期待感や金融緩和策の効果等から、円安・株高が進行する中、個人消費・企業収益が改善し、景気が緩やかに回復しました。世界経済も、中国・インド等新興国の成長に減速感がみられたものの、米国経済が底堅く推移し、欧州経済も持ち直しの動きがみられるなど、全体としては緩やかな回復となりました。
当社グループを取り巻く事業環境につきましては、海外を中心にワイヤーハーネスの需要が引き続き堅調で、電力ケーブル、巻線、電気工事や電力用機器等の環境エネルギー関連事業、自動車用の超硬工具ほか産業素材関連事業の需要も堅調に推移した結果、当連結会計年度の連結決算は、売上高が2,568,779百万円(前連結会計年度2,159,942百万円、18.9%増)と前連結会計年度比で増収となりました。また、営業利益も、減価償却費及び研究開発費が先行投資に伴い増加しましたものの、円安の効果やコスト低減ほかにより、120,058百万円(前連結会計年度76,790百万円、56.3%増)、経常利益は145,354百万円(前連結会計年度94,116百万円、54.4%増)、当期純利益は66,748百万円(前連結会計年度37,955百万円、75.9%増)と、それぞれ前連結会計年度に比べ増益となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
自動車関連事業
ワイヤーハーネスは北米・アジア等海外が好調で、円安効果・コスト低減もあり増収増益、事業買収により連結範囲が拡大した東海ゴム工業㈱も増収増益となり、売上高は1,351,049百万円と279,881百万円(26.1%)の増収、営業利益も18,665百万円増益の71,781百万円となりました。売上高営業利益率は5.3%と0.3ポイント上昇しました。
情報通信関連事業
アクセス系ネットワーク機器が売上数量減及び円安による海外調達部品等のコストアップにより減収減益となりましたが、光・電子デバイスで100Gbpsの新製品などが寄与、また、円安・コスト低減による効果もあり、売上高は164,893百万円と9,761百万円(6.3%)の増収、営業利益は1,155百万円の損失と、依然として赤字となりましたが、9,100百万円の赤字圧縮となりました。
エレクトロニクス関連事業
FPC(フレキシブルプリント回路)は携帯機器用、電子ワイヤーは自動車用電線やプリンタ・ゲーム機用テープ電線等の需要が増加したことから、売上高は45,053百万円(20.7%)増収の262,624百万円となりました。営業利益は、円安効果とコスト低減が奏功し、5,327百万円増益の5,332百万円となりました。売上高営業利益率は2.0%と2.0ポイント上昇しました。
環境エネルギー関連事業
銅価が上昇したことに加え、銅荒引線や巻線の需要が引き続き堅調に推移し、住友電設㈱で電気工事、日新電機㈱で高精細・中小型FPD(フラットパネルディスプレイ)製造用イオン注入装置、太陽光発電用パワーコンディショナの需要が増加したことから、売上高は564,157百万円と52,975百万円(10.4%)の増収、営業利益も24,134百万円と5,050百万円の増益となりました。売上高営業利益率は4.3%と0.6ポイント上昇しました。なお、工事・プラント受注高は285,498百万円と、前連結会計年度比19,026百万円(7.1%)増加しました。
なお、当連結会計年度より、セグメントの名称を「電線・機材・エネルギー関連事業」から「環境エネル ギー関連事業」に変更しております。
産業素材関連事業他
自動車用の超硬工具、焼結部品等の需要が堅調で、円安の効果もあり、売上高は30,775百万円(11.3%)増収の303,299百万円となり、営業利益につきましても、20,509百万円と5,409百万円の増益となりました。売上高営業利益率は6.8%と1.3ポイント上昇しました。
なお、セグメント利益又は損失は連結損益計算書の営業利益に対応しております。
(2) キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末より16,414百万円減少し、160,129百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の営業活動の結果得られた資金は、147,705百万円(前連結会計年度比22,856百万円の収入増加)となりました。これは、税金等調整前当期純利益123,833百万円や減価償却費110,441百万円などから運転資金の増減を差し引いたことなどによります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の投資活動の結果使用した資金は、174,102百万円(前連結会計年度比2,036百万円の支出増加)になりました。これは、設備投資に伴う有形固定資産の取得142,662百万円などがあったことによるものです。
なお、営業活動によるキャッシュ・フローから投資活動によるキャッシュ・フローを差し引いたフリー・キャッ
シュ・フローについては、26,397百万円のマイナス(前連結会計年度は47,217百万円のマイナス)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の財務活動の結果、資金は113百万円増加(前連結会計年度は64,922百万円の増加)しました。これは、有利子負債の増加額から、配当金の支払を差し引いたことなどによるものです。
(注)本報告書の「第2 事業の状況」から「第5 経理の状況」までの金額には、特に記載のない限り消費税及び地方消費税は含まれておりません。
2【生産、受注及び販売の状況】
当社及び連結子会社の生産・販売品目は広範囲かつ多種多様であり、同種の製品であっても、その容量、構造、形式等は必ずしも一様ではなく、また受注生産形態をとらない製品も多く、セグメントごとに生産規模及び受注規模を金額あるいは数量で示すことはしておりません。
このため生産、受注及び販売の状況については、「1.業績等の概要」におけるセグメントの業績に関連付けて示しております。
3【対処すべき課題】
今後の世界経済は、中国・東南アジア諸国等で引き続き経済成長の鈍化が見込まれますものの、全体では緩やかに景気が回復すると予想されます。日本経済も消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動が見込まれますが、景気は回復基調が緩やかに継続することが期待されます。しかしながら、新興国等経済の不確実性によって景気が変動するリスクは依然存在しており、世界経済は引き続き不透明な展開が予想されます。
このような情勢のもと、当社グループは、S(安全)、E(環境)、Q(品質)、C(コスト)、D(物流・納期)、D(研究開発)の一層の強化に努めながら、2013年度からスタートした中期経営計画
「17VISION」の実現に向け取り組んでおり、各事業においては次の施策を進めてまいります。
まず、自動車関連事業では、ワイヤーハーネスで、自動車の軽量化に寄与するアルミハーネスや環境対応車向けの高電圧ハーネス等の開発・拡販に引き続き注力し、グローバル総合部品メーカーを目指してまいります。東海ゴム工業㈱は、防振ゴム・ホースにおいて、2013年に買収した事業との相乗効果の最大化を図るとともに、グローバルサプライヤーとして世界各地での供給体制を確立してまいります。
情報通信関連事業では、収益性を高めるため、光ファイバ・光機器で海底ケーブル用の極低損失ファイバ・アンプ等の拡販に取り組むほか、40/100Gbpsの高速光デバイス、携帯基地局用GaNデバイスや高度道路交通システム等にも注力してまいります。
エレクトロニクス関連事業では、携帯機器用FPCで更なる高精細・極薄化に取り組むとともに、高速伝送ケーブルを応用した省スペース高速配線材、2013年に150℃の高耐熱を実現したFPCや電気自動車向けタブリード等への事業拡大にも注力してまいります。
環境エネルギー関連事業では、日立金属㈱と折半で出資していた㈱ジェイ・パワーシステムズを2014年4月より100%子会社といたしましたが、海底ケーブルでは2014年2月と3月の米国・欧州における受注に続き、大型プロジェクトの受注獲得に向け取り組んでまいります。このほか、電池用多孔質部材や環境対応車向けのモーター用巻線などにも注力してまいります。今後は、環境負荷の低減、電力品質の維持・向上、セキュリティの確保を実現するためのスマートエネルギーシステムで新しい電力・エネルギー社会に対応してまいります。
産業素材関連事業では、超硬工具で、当社グループ内において粗原料から完成品まで一貫生産できる体制を目指し、北米に当社初の鉱石精錬事業を立ち上げました。また、現地需要に対応した生産拠点の構築とともに、コア技術の強化・革新という観点では、超硬工具でナノ多結晶ダイヤモンド、焼結部品で自動車電動化対応製品等といった新領域の開拓も、引き続き進めてまいります。
研究開発におきましては、2013年はレドックスフロー電池を用いた大型蓄電システムの実証事業を北海道電力㈱とともにスタートしたほか、マグネシウム合金板材が㈱東芝のノートパソコンに採用されました。今後も、集光型太陽光発電装置、超電導製品、溶融塩電解液電池、バラスト水処理装置やデータセンター向け大容量配線材等、事業化に向けた開発に注力し、さらに将来に向けては、先進交通安全システムや先端医療向け機器など、社会ニーズを踏まえ当社グループの特徴を生かした新製品の開発に取り組んでまいります。
当社は、東京電力㈱向け架空送電工事の受注に関し、独占禁止法に違反する行為があったとして、公正取引委員会から、2013年12月に排除措置命令等を受けました。また、海外の競争当局の関係では、自動車用ワイヤーハーネス関連製品の取引に関し、2013年7月に欧州委員会から当社及び英国子会社において欧州競争法に違反する行為があったとする決定を受領したほか、高圧・特別高圧電力ケーブルの取引に関し、2014年4月に欧州委員会の処分が決定され、当社は㈱ジェイ・パワーシステムズとともに課徴金を課されております。これらの欧州委員会の処分は、調査開始から3年ないし5年を経て決定されたものであり、新たな違反行為が発見されたものではありませんが、長期に亘りご心配とご迷惑をお掛けしておりますことを深くお詫び申し上げます。なお、当社及び子会社は、欧州委員会の調査への協力により、自動車用ワイヤーハーネス関連製品については課徴金を免除され、高圧・特別高圧電力ケーブルについては課徴金の減額を受けております。当社は、既に「競争法コンプライアンス規程」を制定し、専任組織等による運用体制を構築するなど、グループ全体の競争法コンプライアンス体制を強化してまいりましたが、改めて事態を深刻かつ厳粛に受け止め、公正な事業活動の実践に真摯に取り組んでまいります。
4【事業等のリスク】
当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性のある主要なリスクには、以下のようなものがあります。本項の将来に関する記載は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。
(政治経済情勢・需要変動等に係るリスク)
当社グループは、自動車関連、情報通信関連、エレクトロニクス関連、環境エネルギー関連及び産業素材関連他の各需要分野にわたって事業を展開しております。また、地域的には、日本の他、米州、アジア、欧州、北アフリカ等に進出しております。このため、当社グループの経営成績、財政状態ならびにキャッシュ・フローは、特定の取引先・製品・技術等に過度に依存する状況にはありませんが、各分野や各地域に特有の需要変動や、技術革新に起因する製品ライフサイクル短期化、また、各国の政治情勢などの影響を受けることがあります。なお、当社グループ製品の多くは、最終消費財の部品や社会インフラ用の素材・システムなどであるため、景気循環の影響を受けることはもとより、顧客の購買政策の変化や設備投資に対する政策的判断などの影響を受けることがあります。
(法律・規制の変更等によるリスク)
当社グループは、日本以外にも世界各地に製造子会社、販売子会社等を有しております。各市場において、下記のように完全には回避することの困難なリスクが存在しており、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
・輸入規制や関税率の引き上げ等により、売上が減少、もしくは原価率が悪化するリスク
・各国の国内及び国際間取引に係る租税制度の変更等により税金コストが上昇するリスク
・外貨規制、ハイパーインフレーション、テロ、新型インフルエンザ等の感染症等により投資資金の回収が不可能となるリスク
(訴訟、規制当局による措置その他の法的手続に係るリスク)
当社グループは、事業を遂行するうえで、訴訟、規制当局による措置その他の法的手続に関するリスクを有しております。訴訟、規制当局による措置その他の法的手続により、当社グループに対して損害賠償請求や規制当局による金銭的な賦課を課され、又は事業の遂行に関する制約が加えられる可能性があり、かかる訴訟、規制当局による措置その他の法的手段は、当社グループの事業、業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
なお、当社から、2001年10月に開発・製造・輸出事業を、2004年10月に国内電力会社向け販売事業を、日立電線㈱との折半出資会社である㈱ジェイ・パワーシステムズ(以下、JPSと略す)に譲渡・統合した高圧・特別高圧電力ケーブルに関し、2009年1月以降、海外の競争当局が調査を行っております。このうち、欧州委員会が2014年4月に欧州競争法に違反する行為があったとする決定を行い、当社および同年4月に当社の完全子会社となったJPSが課徴金(当社:2,630千ユーロ、JPS:20,741千ユーロ)を課せられております。
また、自動車関連事業において、ワイヤーハーネス関連製品の取引に関し、海外の競争当局の調査を受けており、このうち、欧州委員会が2013年7月に競争法違反に伴う処分を決定し、当社グループは、欧州委員会の調査への協力により課徴金を免除されております。加えて、米国、カナダ、豪州でも競争当局の調査に協力してまいりましたが、今後これらの当局より、同取引に関し、刑事処分や行政処分を受けることはないと認識しております。なお、同分野の競争法違反行為により損害を被ったとして、米国等において集団訴訟が当社及び当社子会社に対して提起されているほか、一部の自動車メーカーと損害賠償に関する交渉を行っております。
また、当社は東京電力㈱向け架空送電線工事に関し、2013年12月に公正取引委員会の課徴金納付命令(30百万円)等を受け、これに伴い、建設業法に基づき、2014年4月に国土交通省から、全国における電気工事業に関する営業のうち、民間工事に係るものについて、30日間の営業停止処分を受けております。また、住友電設㈱は東京電力㈱向け地中送電線工事並びに関西電力㈱向け架空送電線及び地中送電線工事に関し、2013年12月及び2014年1月に公正取引委員会の課徴金納付命令(合計344百万円)等を受け、これに伴い、建設業法に基づき、2014年4月及び5月に国土交通省から、当社と同範囲の営業について、それぞれ60日間、30日間の営業停止処分を受けております。
(災害等のリスク)
当社グループは、阪神・淡路大震災や東日本大震災により被害を受けた経験を踏まえ、地震等の防災対策を実施しております。しかしながら、当社グループの拠点の一部は東海及び東南海・南海地震の防災対策強化地域や首都直下型地震の想定被災地域あるいは、沿岸地域等に存在していることもあり、大規模な地震が発生した場合には津波や液状化等による重大な被害を受ける可能性があります。また、グローバルな事業展開を拡大していることから、各国・各地域において地震や風水害等の直接的な被害を受ける可能性があることに加え、顧客の被災や物流網の寸断、大幅な電力不足等により、生産活動が計画通り進まない可能性があります。
(産業事故等のリスク)
当社グループの製造拠点において、火災・爆発等の産業事故や環境汚染等の公害事故が発生し、当社グループの業務及び地域社会に大きな影響を及ぼした場合、これに伴い生ずる社会的信用の失墜、補償等を含む事故対応費用、生産活動の停止による機会損失及び顧客に対する補償等により、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
(金利の変動によるリスク)
当社グループは、資金需要、金融市場環境及び調達手段のバランスを考慮し資金調達を実施しております。当社グループでは、設備投資のための長期安定的な資金を必要とするため、長期固定金利の長期借入や社債発行による調達が中心となっております。そのため、金利の短期的な変動による影響は比較的受けにくくなっておりますが、金利が中長期的に上昇した場合は、長期借入等による資金調達コストを上昇させ、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
(為替レートの変動によるリスク)
当社グループは、在外連結子会社及び在外持分法適用関連会社の個別財務諸表を主に現地通貨ベースで作成しており、連結財務諸表の作成時に円換算しております。従って、現地通貨ベースでの業績に大きな変動がない場合でも、円換算時の米国ドル、ユーロ等の為替レート変動が業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
また、当社グループは世界各地で製造・販売活動を展開しております(当連結会計年度における海外売上高比率55.2%)。為替予約取引等の手段により主要通貨の短期的な為替変動による影響を最小限にとどめるようにしておりますが、中長期にわたる大幅な為替変動は、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
(原材料等の調達に係るリスク)
当社グループは、電線ケーブルなど銅を主たる原材料とした製品を多数有しております。このうち主要な製品の販売価格については、ロンドン金属取引所の市況価格を反映した銅建値に基づいて決定するという商慣習が普及しており市況価格変動リスクを回避しております。しかし一部の製品についてはこのような価格決定方法を採用していないため、急激な市況価格の上昇は、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
その他の非鉄金属、鉄鋼、石油化学製品類等の原材料や副資材の調達についても、当社グループでの共同購買など有利購買活動を強化しておりますが、急激な市況価格の上昇が当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。さらに、原材料等の在庫について、市場価格の急落が、当社グループの業績及び財務状態に影響を及ぼす可能性があります。また希少金属については、産地や供給者が限定されていること等により必要量の調達が困難となる可能性があります。さらに、他の原材料や副資材についても、供給者の倒産、自然災害、戦争、テロ、ストライキ、交通機能の障害等により、必要量の調達が困難となる可能性があります。
(保有有価証券の時価の下落によるリスク)
当社グループは、安定した原材料調達や販売先との取引関係の安定化を目的として、関係取引先等の株式を保有しております。売買目的の株式は保有していないため、株式市況の変動が経営に直接与えるリスクは比較的小さいですが、大幅な株式市況の悪化は自己資本比率を低下させる可能性があります。
(知的財産に係るリスク)
当社グループは、特許権、意匠権、その他の知的財産権の取得により自社技術の保護を図ると共に、他社の知的財産権に対しても細心の注意を払っております。しかし、製品の構造・製造技術の多様化や、海外での事業活動の拡大、それに伴う流通経路の複雑化等により、当社グループの製品が意図せず他社の知的財産権を侵害した場合、販売中止、設計変更等の処置をとらざるを得ない可能性があります。また、各国の法制度や執行状況の相違により、他社が当社グループの知的財産権を侵害しても常に必要な保護が得られるとは限らず、当社グループの製品が十分な市場を確保できない可能性があります。
(情報の流出によるリスク)
当社グループは、事業遂行に関連して多くの個人情報や機密情報を有しております。
これらの情報の秘密保持については、最大限の対策を講じておりますが、予期せぬ事態により、情報が外部に流出する可能性は皆無ではありません。このような事態が生じた場合、当社グループのイメージの低下や損害賠償の発生などにより、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
(製品およびサービスの欠陥によるリスク)
当社グループは、所定の品質基準に基づき、製品およびサービスの品質保持に万全の注意を払っておりますが、予期せぬ事態により、大規模なリコールや製造物責任賠償につながるような品質問題が発生する可能性は皆無ではありません。このような事態が生じた場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
5【経営上の重要な契約等】
当社は、平成26年2月3日開催の取締役会において、当社及び日立金属株式会社が折半出資する持分法適用関連会社の株式会社ジェイ・パワーシステムズを当社の完全子会社とするための株式譲渡契約を締結することを決議し、同日、同契約を締結しました。なお、詳細は「第5 経理の状況」の「1 連結財務諸表等」及び「2 財務諸表等」における注記事項(重要な後発事象)を参照してください。
6【研究開発活動】
当社及び連結子会社は「技術を創造し、変革を生み出し、絶えざる成長に努めます」という経営理念の下、伸長分野に焦点を合わせ、オリジナリティがありかつ収益力のある新事業・新製品の開発に努めております。また、将来の技術ニーズを踏まえ、当社グループの次代の成長を担う新規研究テーマの発掘・育成にも積極的に取り組んでおります。
自動車関連事業、情報通信関連事業、エレクトロニクス関連事業、環境エネルギー関連事業、産業素材関連事業他の各主要事業分野における当連結会計年度の主な成果は以下のとおりであります。
また、当連結会計年度における研究開発費の総額は99,520百万円であります。
(1) 自動車関連事業
ワイヤーハーネス及び車載エレクトロニクス機器については、当社、住友電装㈱、及び両社の共同出資による㈱オートネットワーク技術研究所を中心に、当社固有の材料技術・解析技術を活かして安全、快適、環境のニーズに対応した新製品の開発を行っております。
ワイヤーハーネスについては、次世代車載システムに対応できるハーネスアーキテクチャーを構築し、それに必要な要素技術の開発を進めております。また、環境対応としてハーネスの軽量化に取り組んでおり、銅に比べ軽量なアルミを使ったワイヤーハーネスを量産し、さらに適用範囲拡大の取り組みを進めております。市場規模が拡大してきたEV(Electric Vehicle)・HEV(Hybrid Electric Vehicle)用高圧ハーネスやコネクタ、バッテ
リー内配線モジュールの開発等にも取り組んでおります。車載エレクトロニクス機器に関しては、電源系、情報系のネットワーク化に対応すべく、PD(Power Distributor)等のエレクトロニクス機器や半導体デバイス、ボ
ディ制御ECU、次世代の車載LAN(Local Area Network)の開発を、ソフトウェアを含め進めております。
一方、新製品の開発効率化や高いレベルの品質確保に向け、要素技術開発や信頼性確保に不可欠な試験・分析・評価・解析技術の開発を推進しております。環境試験装置や分析装置等の評価設備の充実を図るとともに、コネクタ接点の接触メカニズム解析や電子機器の熱・振動解析等、CAE(Computer-Aided Engineering)技術を用いたシミュレーション技術を充実させております。
東海ゴム工業㈱では、事業を取り巻く環境がダイナミックに変化する中、将来の成長に結びつく新事業の創出に向けて、コア技術をベースに外部技術の融合・協業を促進し、スピーディーな新技術の創出とタイムリーな商品開発を目指しております。自動車分野においては、低コスト化、環境対応、乗り心地性向上、さらにはグローバル対応を目指して先進的な技術開発に取り組んでおります。
当事業に係る研究開発費は62,069百万円であります。
(2) 情報通信関連事業
光通信関連製品、ネットワーク・システム製品などの分野において、総合的に研究開発を行っております。
光通信関連製品では、光ファイバ通信のさらなる高速化・長距離化に向けて、海底ケーブル用途の低損失低非線形光ファイバの研究開発を進め、2012年度、伝送損失の世界記録を更新(0.149デシベル/km)しております。また、伝送容量の飛躍的な拡大に向けて、1本の光ファイバに複数本のコアが形成されたマルチコア型光ファイバの開発に取組み、光ファイバ構造・製造方法の検討、複数のコアへの光入出力デバイスなど、実使用上の課題解決に向けた研究を進めております。さらに、アクセス系ネットワークを効率よく構築するための曲げに強い光
ファイバや光コネクタ部品を開発し、FTTHの普及促進に貢献しております。一方で、データセンタにおける情報機器内や情報機器間、サーバ間等を10Gbps以上の伝送速度で接続するデータセンタ用大容量配線技術の開発に取り組み、光ケーブル/電気ケーブルをそれぞれ適材適所で活用した高速大容量配線群の製品化を進めております。そのほか、光ファイバ製造技術を活用した新材料の開発、光実装・光モジュール技術を活用した高機能モ
ジュール製品等の開発を進めており、エレクトロニクスやライフサイエンスなどの新たな分野への光技術の展開を図っております。
伝送デバイス関連製品では、2009年4月、ユーディナデバイス㈱の完全子会社化による住友電工デバイス・イノベーション㈱の設立以降、2012年3月のEmcore社VCSEL部門買収による技術導入も果たし、数十mの短距離伝送から数千kmの長距離伝送に対応するハイエンドの光通信デバイス及び無線通信用電子デバイス技術を活かした新製品開発・市場投入を積極的に展開し、事業拡大に努めております。
光通信デバイス製品においては、40/100Gbps以上の伝送速度に対応した製品開発に注力しております。
2km/10km/40km版のラインナップを整備するとともに、小型省電力化を目指し、40Gbps対応QSFP+(容積1/10以下、消費電力1/3以下)を実現し、100Gbps対応CFP4(容積約1/10、消費電力約1/3)を開発しております。CFP4は2014年3月の国際展示会(OFC)で動態展示を行いました。これらは、イーサネット及びOTNと呼ばれる標準通信仕様に準拠しております。また、VCSELを用いた10Gbps×10chのパラレル伝送製品も開発し、数十mの建屋内大容量配線市場への展開も進めております。さらに、伝送距離数千
km、伝送速度100Gbpsを超える次世代長距離大容量通信の期待に応えるべく、コヒーレント伝送技術、それに対応した高速高機能半導体デバイスや波長可変半導体レーザの開発も行っております。
電子デバイスでは、世界に先駆けて高効率・高出力のGaN(窒化ガリウム)トランジスタを開発し、携帯基地局用途に製品化しました。低消費電力化やLTEへの移行など市場の要請に対応して、更なる効率改善、出力改善を図っております。更に、10GHz帯でのレーダ用途や、20GHz超での基地局間通信・衛星通信用GaN-MMIC(Microwave Monolithic IC)の製品開発を進め、GaNトランジスタ技術を無線用途に広く展開しております。
これらデバイス技術の蓄積を活かし、ライフサイエンス、環境関連への応用を目指した赤外光源、赤外センサーの開発も進めております。
ネットワーク・システム関連分野では、情報通信技術の革新により、安全・安心・快適かつ持続可能な社会の実現を目指した情報通信機器の研究開発を推進しております。
有線通信システム関連では、10G-EPON等、より高速化した次世代システムの研究開発を、無線通信システム関連では、携帯電話基地局用屋外無線ユニットの新ジャンルであるアクティブアンテナの開発、並びにIoT(Internet of Things)に向けたモノとモノ(Machine to Machine:M2M)との通信による高度なサービス実現の基盤となる無線通信技術に取り組んでおります。また、エネルギーネットワーク関連分野では、配電網を遠隔制御する光通信ネットワーク機器の開発、電力需給逼迫時に素早く自動的に使用電力量の調整を行うクラウド型デマンドレスポンスシステムや、宅内の電力使用量を最適化するシステム(HEMS)の研究開発、定置用蓄電池システムの開発に取り組んでおります。安全・安心に関する技術分野では、交通社会の安全のために、交通システム制御アルゴリズムや路車協調による安全運転支援システムの開発を、防犯・見守り分野では画像センサーや電波センサーの開発を行っております。インフラ・プラント構造物等の劣化監視のために自社センサー技術を用いた分析技術の研究にも取り組んでおります。
当事業に係る研究開発費は12,564百万円であります。
(3) エレクトロニクス関連事業
マイクロ・ナノテクノロジーを駆使して、化合物半導体やエレクトロニクス関連部材などの広範な新材料や部品の開発を行っております。
化合物半導体では、情報通信を支える高速通信用の光デバイスや無線用電子デバイスなどに用いられるインジウムリン及びガリウムヒ素基板の高品質化開発を進めております。また、青紫色レーザダイオードや白色LED、パワーデバイス等に応用されるGaN基板の高品質化に加え、緑色レーザに適した基板の開発にも成功し、世界初の純緑色レーザ発振を実現しました。さらに、新しい光デバイスや電子デバイス用途の半導体材料の開発にも取り組んでおります。
エレクトロニクス関連部材では、独自の液相還元プロセスによる金属ナノ粒子粉末を用いた高導電性ペーストや回路形成用ナノインキ、ファインピッチ電極に対応した異方性導電膜などの高密度実装部材を開発しております。さらに、固有の接着材料技術や微細回路形成技術を活用した携帯機器用の電子回路基板、高耐熱電子回路基板、モジュール部品や放熱部材などの開発に取り組んでおります。
当事業に係る研究開発費は4,616百万円であります。
(4) 環境エネルギー関連事業
超電導や次世代送電網の分野でのネットワーク技術を活用したエネルギーソリューション事業など、新しい分野への進出を図るとともに、蓄電池などエネルギー分野での積極的な開発を推進しております。
超電導分野では、ビスマス系高温超電導線材の特性と量産性を大幅に向上させ、世界各国のケーブルプロジェクトやモータ、マグネット開発用などに線材を納入するなど、商業ベースでの販売本格化を図りつつあります。超電導ケーブルシステムでは2007年から独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構の「高温超電導ケーブル実証プロジェクト」に参画し、2012年10月から2013年12月まで1年以上にわたり、日本初の系統連系試験を成功裏に完了いたしました。また当社大阪製作所内においても高温超電導配電システムの長期実証運転の他、2013年3月より、経済産業省委託事業「高温超電導直流送電システムの実証研究」へ参画する等、高温超電導ケーブルシステムの実用化に向け技術力の向上に注力していきます。一方、産業応用では超電導マグネットシステムの開発を進め、2012年には船舶用3MWモータ用コイルの開発、永久磁石を評価するBHカーブト
レーサ用プロト機の納入の他、5テスラ級の磁場中熱処理炉用マグネットを2013年に製作出荷しました。現在、産業界での実用化を狙った開発、用途開拓に注力しているところであります。またビスマス系とは異なる次世代の超電導線材の研究も行っており、結晶配向した金属基板、中間層、超電導層からなる薄膜超電導線の特性向上にも注力しております。
次世代送電網の分野では、自然エネルギーの導入、省エネルギー、電力網の分散管理といった社会ニーズに対応すべく、2011年6月から、当社大阪製作所において、自社開発の集光型太陽光発電装置(CPV)を含む複数の自然エネルギー発電装置と小型レドックスフロー電池(蓄電池)等を直流電力ケーブルで連結したマイクロス
マートグリッドシステムの実証試験を実施しております。さらに、2012年7月から、当社横浜製作所において、メガワット級の出力・容量を有するレドックスフロー電池と定格出力100kWのCPVから成る大規模蓄発電システムを開発し、実際の工場電力運用の中で、製品化のための実証運転を実施しております。また、次世代超電導線材、電力線通信(PLC)によるメガソーラー監視システムの開発、非常用の小型蓄電池やパワーコンディ
ショナ等の開発にも注力しております。
蓄電池分野では、難燃性材料で構成し、小型の組電池が実現可能な溶融塩電解液電池を開発中で、顧客からの情報を基により多くのニーズに対応可能な電池を設計し、評価を進めております。また蓄電池の集電材料として、高性能化に貢献できる金属多孔体「アルミセルメット」を開発しており、リチウムイオン電池やキャパシタなどの蓄電デバイス用途として、量産に向けた生産技術開発に注力しております。
住友電設㈱では、市場の多様化するニーズに応えるべく、太陽光発電システム用保守監視システム、エネルギー管理等のビル・マネジメントシステム技術、超電導冷却システム、蓄電池システムなど、最新技術、情報化技術を活用し、省エネ技術、新工法、各種システムの開発に取り組んでおります。
日新電機㈱では、電力機器をはじめ、新エネルギー・環境関連製品、及びビーム・真空応用装置などの次世代装置に重点を置いて研究開発を進めております。電力機器分野においては、海外市場に向けた製品開発や保守性・拡張性に優れた製品の開発を行うとともに、電力貯蔵関連の技術研究に取り組みました。ビーム・真空応用事業では、薄膜コーティング装置や半導体製造用イオン注入装置、電子線照射装置などの次世代製品の研究開発に注力しております。また、新エネルギー・環境分野においては、太陽光発電用パワーコンディショナの製品開発に注力するとともに、EMS(エネルギー管理システム)関連の技術研究並びに実証検証を進めております。
当事業に係る研究開発費は12,602百万円であります。
(5) 産業素材関連事業他
超硬合金、ダイヤモンド、立方晶窒化硼素、コーティング薄膜、特殊鋼線、セラミックスや鉄系焼結部品に関する当社固有の材料技術とプロセス技術を駆使し、切削用工具や超精密加工用工具、各種自動車機構部品・機能部品、家電部品等の開発を進めております。
ダイヤモンドでは、15万気圧、2000℃以上の新しい超高圧技術と独自の新プロセスにより合成した、数十nmサイズの超微細粒よりなる高硬度ナノ多結晶ダイヤモンドが従来のダイヤモンドを大きく凌駕する機械的特性を有することを実証、次世代の高性能精密加工用工具として実用化開発に注力しております。
焼結部品の関連では、ディーゼルエンジン用燃料噴射装置部品など高周波域で優れた磁気特性を持つ圧粉軟磁性材応用製品の開発、EV・HEVなどの自動車の電動化に対応した高性能圧粉軟磁性材料の製品開発に注力しております。
また切削工具分野で培った超硬合金技術、コーティング技術を展開すべく、新接合手法として注目されている摩擦撹拌接合ツールの開発に取り組み、非切削分野での新市場開拓を目指しております。
なお、今後の成長を担う新規分野としまして、水ビジネス関連では、バラスト水処理装置開発に注力しております。また、ライフサイエンスの分野では、当社の半導体や通信用デバイス技術の応用により、近赤外光を使って組成の微妙な違いやわずかな変化を画像化する組成イメージングシステム「Compovision®」を開発し、工場での品質検査などの用途での製品化、並びに近赤外光の技術を応用した医療機器の開発を推進しております。
当事業に係る研究開発費は7,669百万円であります。
以上の5分野の研究開発及びグループ全体の生産、品質などを支える解析技術の分野では、ナノスケールの構造解析や、ポリマーの分子構造解析など、世界トップレベルの分析・解析技術に加え、大型放射光施設(SPring-8)を用いた最先端の原子レベル解析技術の研究開発を行っております。ここで開発された解析技術は、レアメタルのリサイクル技術、高性能半導体デバイス等の開発や知的財産権の強化に寄与しております。また、高度な計算機シミュレーションを用いたCAE技術の開発にも注力しており、2012年度には、社内のCAE用並列計算サーバを増強し、処理能力を4倍以上に高めました。加えて、国立大学法人 東京工業大学が保有する「TSUBAME」や公益財団法人 計算科学振興財団が保有する「FOCUS」など、外部のスーパーコンピュータも利用しながら、生産プロセスの改善や各種新製品の設計にCAE技術を活用することで他社との差別化につながる解析技術の開発を推進しております。
なお、当社では、創業110周年の記念事業の一環として研究本館「WinD Lab」を建設、2010年4月に竣工しました。この「WinD Lab」を研究・開発活動の中核とし、さらなる事業の成長を目指します。また、グループ全体として、これらの研究開発成果を早期に確保すべく努めるとともに、企業の社会的責任を自覚し、省エネ、省資源、環境保護に関する研究にも注力してまいります。
7【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1) 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づき作成されております。また、連結財務諸表を作成する際には、当連結会計年度末日時点の資産・負債及び当連結会計年度の収益・費用を認識・測定するため、合理的な見積り及び仮定を使用する必要があります。当社グループが採用している会計方針のうち重要なものについては、「第5 経理の状況」の「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」及び「重要な会計方針」に記載しております。
(2) 当連結会計年度の経営成績の分析
2013年度の日本経済は、経済政策への期待感や金融緩和策の効果等から、円安・株高が進行する中、個人消費・企業収益が改善し、景気が緩やかに回復しました。世界経済も、中国・インド等新興国の成長に減速感がみられたものの、米国経済が底堅く推移し、欧州経済も持ち直しの動きがみられるなど、全体としては緩やかな回復となりました。
当社グループを取り巻く事業環境につきましては、海外を中心にワイヤーハーネスの需要が引き続き堅調で、電力ケーブル、巻線、電気工事や電力用機器等の環境エネルギー関連事業、自動車用の超硬工具ほか産業素材関連事業の需要も堅調に推移しました。この結果、売上高は前連結会計年度比18.9%増の2,568,779百万円、営業利益も減価償却費及び研究開発費の先行投資に伴う増加があったものの、円安効果やコスト低減により、前連結会計年度比56.3%増の120,058百万円、営業利益率は1.1ポイント上昇の4.7%となりました。営業外収益は、持分法による投資利益の増加により8,120百万円増の44,725百万円、営業外費用は150百万円増の19,429百万円となり、経常利益は前連結会計年度比54.4%増の145,354百万円となりました。特別利益では退職給付信託返還益1,487百万円を計上しました。特別損失では、固定資産除却損3,668百万円、投資有価証券評価損1,170百万円、販売用ソフトウェアなどの減損損失5,430百万円、事業拠点の再編に伴う事業構造改善費用2,742百万円に加え、和解金9,998百万円を計上し、合計では23,008百万円となりました。この結果、税金等調整前当期純利益は123,833百万円となりました。ここから法人税等44,218百万円及び少数株主利益12,867百万円を差し引いた結果、当期純利益は、前連結会計年度比75.9%増の66,748百万円となりました。
また、各セグメントの売上高・営業利益に重要な影響を与えている主な要因は次のとおりであります。
自動車関連事業は、ワイヤーハーネスが北米・アジア等海外で好調であったことや、円安・コスト低減による効果に加え、東海ゴム工業㈱が事業買収により連結範囲を拡大したこともあり、売上高・営業利益ともに増加しました。情報通信関連事業は、アクセス系ネットワーク機器で売上数量減や円安による海外調達部品等のコストアップがありましたが、光・電子デバイスで100Gbpsの新製品などが寄与したことに加え、円安・コスト低減による効果もあり売上高は増加し、営業損失は縮小しました。エレクトロニクス関連事業は、FPCは携帯機器用、電子ワイヤーは自動車用電線やプリンタ・ゲーム機用テープ電線等の需要が増加したことに加え、円安・コスト低減による効果もあり売上高・営業利益ともに増加しました。環境エネルギー関連事業は、銅価が上昇したことに加え、銅荒引線や巻線の需要が引き続き堅調に推移し、住友電設㈱で電気工事、日新電機㈱で高精細・中小型FPD製造用イオン注入装置、太陽光発電用パワーコンディショナの需要増加もあり売上高・営業利益ともに増加しました。産業素材関連事業他は、自動車用の超硬工具、焼結部品等の需要が堅調であったことに加え、円安の効果もあり売上高・営業利益ともに増加しました。
(3) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの当連結会計年度における資金の状況は下記のとおりであります。
まず、営業活動によるキャッシュ・フローで147,705百万円の資金を獲得しました。これは、税金等調整前当期純利益123,833百万円と減価償却費110,441百万円との合計、即ち事業の生み出したキャッシュ・フローが234,274百万円あり、これに運転資産の増減などを加え、法人税等の支払を差し引いた結果であります。
投資活動によるキャッシュ・フローでは、174,102百万円の資金を使用しました。これは、設備投資に伴う有形固定資産の取得142,662百万円などがあったことによるものであります。
なお、営業活動によるキャッシュ・フローから投資活動によるキャッシュ・フローを差し引いたフリー・キャッシュ・フローは、26,397百万円のマイナスとなりました。
財務活動によるキャッシュ・フローでは、113百万円の資金を獲得しました。これは、有利子負債の増加額から、配当金の支払を差し引いたことなどによるものであります。
以上により、当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末より16,414百万円減少(9.3%)し、160,129百万円となりました。また、当連結会計年度末における有利子負債は534,641百万円と前連結会計年度末比49,072百万円増加し、有利子負債から現金及び現金同等物を差し引いたネット有利子負債は、65,486百万円増加し374,512百万円となりました。
第3【設備の状況】
1【設備投資等の概要】
当社及び連結子会社は、競争力強化のための効率化・合理化投資を行っております。当連結会計年度の設備投資(有形固定資産受入ベースの数値)は150,823百万円となりました。セグメント別の内訳は、次のとおりであります。
(1) 自動車関連事業
ワイヤーハーネス、防振ゴムの増産及び合理化などで88,237百万円の設備投資を行いました。
(2) 情報通信関連事業
光ファイバ・ケーブル、光・電子デバイス製品の増産及び合理化などで9,261百万円の設備投資を行いました。
(3) エレクトロニクス関連事業
フレキシブルプリント回路、電子ワイヤーの増産及び合理化などで11,526百万円の設備投資を行いました。
(4) 環境エネルギー関連事業
導電製品、巻線の増産及び合理化などで18,172百万円の設備投資を行いました。
(5) 産業素材関連事業他
焼結部品、超硬工具の増産及び合理化などで23,627百万円の設備投資を行いました。
なお、当連結会計年度において、重要な設備の除却、売却はありません。
2【主要な設備の状況】
当社及び連結子会社における主要な設備は、以下のとおりであります。
(1) 提出会社
| (平成26年3月31日現在) |
(2) 国内子会社
| (平成26年3月31日現在) |
(3) 在外子会社
| (平成26年3月31日現在) |
(注)1.帳簿価額のうち「その他」は、工具、器具及び備品、建設仮勘定及びリース資産の合計であります。
2.土地の面積( )には貸与分を含んでおります。
3.従業員数は就業人員数であります。
4.各事業所の土地・建物には、各事業所周辺の厚生施設等を含んでおります。
5.現在休止中の主要な設備はありません。
6.主要な賃借及びリース設備はありません。
3【設備の新設、除却等の計画】
(1) 新設・改修
当社及び連結子会社は、多種多様な事業を国内外で行っており、当連結会計年度末時点では設備の新設・改修の計画を個々のプロジェクトごとには決定しておりません。そのため、セグメントごとの数値を開示する方法によっております。
当連結会計年度後1年間の設備投資は、主として受注対応や合理化を目的として160,000百万円を計画しており、セグメントごとの内訳は以下のとおりであります。
| セグメントの名称 | 平成26年3月末計画金額(百万円) | 計画の主な内容 |
| 自動車関連事業 | 85,000 | ワイヤーハーネス、防振ゴム製造設備投資 等 |
| 情報通信関連事業 | 14,500 | 光ファイバ・ケーブル、光・電子デバイス製品製造設備投資 等 |
| エレクトロニクス 関連事業 | 11,500 | 電子ワイヤー、フレキシブルプリント回路、 電子線照射製品製造設備投資 等 |
| 環境エネルギー関連事業 | 24,000 | 導電製品、送配電用電線ケーブル・機器、電力機器、 ビーム・真空応用装置、巻線製造設備投資 等 |
| 産業素材関連事業他 | 25,000 | 特殊金属線、超硬工具、ダイヤ・CBN工具、 焼結部品、タングステン・モリブデン金属製品製造設備投資 等 |
| 合計 | 160,000 |
(注)今後の所要資金については、自己資金及び借入等により充当する予定であります。
(2) 除・売却
経常的な設備更新のための除・売却を除き、重要な設備の除・売却計画はありません。
第4【提出会社の状況】
1【株式等の状況】
(1)【株式の総数等】
①【株式の総数】
| 種類 | 発行可能株式総数(株) |
| 普通株式 | 3,000,000,000 |
| 計 | 3,000,000,000 |
②【発行済株式】
| 種類 | 事業年度末現在発行数(株) (平成26年3月31日) | 提出日現在発行数(株) (平成26年6月26日) | 上場金融商品取引所名又は登録認可金融商品取引業協会名 | 内容 |
| 普通株式 | 793,940,571 | 793,940,571 | 東京証券取引所 名古屋証券取引所 :以上各市場第一部 福岡証券取引所 | 単元株式数 100株 |
| 計 | 793,940,571 | 793,940,571 | - | - |
(2)【新株予約権等の状況】
該当事項はありません。
(3)【行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等】
該当事項はありません。
(4)【ライツプランの内容】
該当事項はありません。
(5)【発行済株式総数、資本金等の推移】
| 年月日 | 発行済株式総数増減数 (千株) | 発行済株式総数残高 (千株) | 資本金増減額 (百万円) | 資本金残高 (百万円) | 資本準備金増減額 (百万円) | 資本準備金残高(百万円) |
| 平成20年4月1日 ~平成21年3月31日 ※ | 4,439 | 793,941 | 2,823 | 99,737 | 2,823 | 177,660 |
(注) ※ 新株予約権の行使(旧商法に基づき発行された転換社債の株式への転換)による増加であります。
(6)【所有者別状況】
| (平成26年3月31日現在) |
(注) 自己株式600,081株は「個人その他」の欄に6,000単元、「単元未満株式の状況」の欄に81株含まれております。
(7)【大株主の状況】
(8)【議決権の状況】
①【発行済株式】
| (平成26年3月31日現在) |
| 区分 | 株式数(株) | 議決権の数(個) | 内容 |
| 無議決権株式 | - | - | - |
| 議決権制限株式(自己株式等) | - | - | - |
| 議決権制限株式(その他) | - | - | - |
| 完全議決権株式(自己株式等) | 普通株式 794,200 | - | 単元株式数100株 |
| 完全議決権株式(その他) | 普通株式 792,815,300 | 7,928,153 | 同上 |
| 単元未満株式 | 普通株式 331,071 | - | - |
| 発行済株式総数 | 793,940,571 | - | - |
| 総株主の議決権 | - | 7,928,153 | - |
②【自己株式等】
| (平成26年3月31日現在) |
| 所有者の氏名又は名称 | 所有者の住所 | 自己名義所有株式数(株) | 他人名義所有株式数(株) | 所有株式数の合計 (株) | 発行済株式総数に対する所有株式数の割合(%) |
| 住友電気工業株式会社 | 大阪市中央区北浜四丁目5番33号 | 600,000 | - | 600,000 | 0.08 |
| 大電株式会社 | 福岡県久留米市南二丁目15番1号 | 1,500 | 166,100 | 167,600 | 0.02 |
| 株式会社テクノアソシエ | 大阪市西区土佐堀三丁目3番17号 | 26,600 | - | 26,600 | 0.00 |
| 計 | - | 628,100 | 166,100 | 794,200 | 0.10 |
(注)各社の所有株式数のうち、他人名義株式については、住電共栄会(大阪市中央区北浜四丁目5番33号)名義になっております。
(9)【ストックオプション制度の内容】
該当事項はありません。
2【自己株式の取得等の状況】
【株式の種類等】 会社法第155条第7号に基づく普通株式の取得
(1)【株主総会決議による取得の状況】
該当事項はありません。
(2)【取締役会決議による取得の状況】
該当事項はありません。
(3)【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】
| 区分 | 株式数(株) | 価額の総額(円) |
| 当事業年度における取得自己株式 | 3,736 | 5,532,980 |
| 当期間における取得自己株式 | 219 | 324,265 |
(注) 当期間における取得自己株式には、平成26年6月1日からこの有価証券報告書提出日までの単元未満株式の買取による株式は含まれておりません。
(4)【取得自己株式の処理状況及び保有状況】
(注) 1.当期間における取得自己株式の処理状況には、平成26年6月1日からこの有価証券報告書提出日までの単元未満株式の売渡による株式は含まれておりません。
2.当期間末の保有自己株式数は、平成26年5月31日現在のものであります。
3【配当政策】
当社は、株主各位への配当については、安定的な配当の維持を基本に、連結業績、配当性向、内部留保の水準等を総合的に判断し行っていきたいと考えており、また、中間配当と期末配当の年2回の剰余金の配当を行うことを基本方針としております。
これらの剰余金の配当の決定機関は、期末配当については株主総会、中間配当については取締役会であります。
当事業年度の期末配当金については、上記方針に基づき1株当たり12円とし、年間では22円といたしました。
内部留保については、将来の収益力維持向上を図るため、設備投資や研究開発などの先行投資に活用する所存でございます。
当社は、取締役会の決議によって、毎年9月30日の最終の株主名簿に記録された株主又は登録株式質権者に対し、中間配当金として剰余金の配当を行うことができる旨を定款に定めております。
なお、当事業年度に係る剰余金の配当は以下のとおりであります。
| 決議年月日 | 配当金の総額 (百万円) | 1株当たり配当額 (円) |
| 平成25年10月31日 取締役会 | 7,933 | 10.00 |
| 平成26年6月26日 定時株主総会 | 9,520 | 12.00 |
4【株価の推移】
(1)【最近5年間の事業年度別最高・最低株価】
| 回次 | 第140期 | 第141期 | 第142期 | 第143期 | 第144期 |
| 決算年月 | 平成22年3月 | 平成23年3月 | 平成24年3月 | 平成25年3月 | 平成26年3月 |
| 最高(円) | 1,262 | 1,285 | 1,230 | 1,206 | 1,757 |
| 最低(円) | 816 | 879 | 753 | 775 | 1,083 |
(注) 最高・最低株価は、東京証券取引所市場第一部におけるものであります。
(2)【最近6月間の月別最高・最低株価】
| 月別 | 平成25年10月 | 11月 | 12月 | 平成26年1月 | 2月 | 3月 |
| 最高(円) | 1,523 | 1,600 | 1,757 | 1,749 | 1,667 | 1,590 |
| 最低(円) | 1,357 | 1,413 | 1,534 | 1,576 | 1,472 | 1,389 |
(注) 最高・最低株価は、東京証券取引所市場第一部におけるものであります。
5【役員の状況】
(注)1.平成26年6月開催の定時株主総会から2年間
2.平成23年6月開催の定時株主総会から4年間
3.平成26年6月開催の定時株主総会から1年間
4.平成24年6月開催の定時株主総会から4年間
5.平成26年6月開催の定時株主総会から4年間
6.平成25年6月開催の定時株主総会から4年間
7.取締役 平松 一夫は、社外取締役であり、また㈱東京証券取引所等の定めに基づく独立役員であります。
8.監査役 垣見 隆、林 幹及び渡辺 捷昭は、社外監査役であり、また㈱東京証券取引所等の定めに基づく独立役員であります。
9.当社は、執行役員制を導入しており、平成26年6月26日現在の執行役員は、常務執行役員 横川 正道、鳥井 博康、木田 泰、宮崎 健史、中野 高宏、西出 裕、宮田 康弘、白山 正樹の8名、
執行役員 湊 嘉洋、小椋 悟、吉岡 剛、柿井 俊昭、漆畑 憲一、林 和彦、富田 邦洋、
森谷 守、徳丸 亀鶴、林 哲也、西村 陽、清水 和志、布瀬 雅義、白石 順一、奈良橋 三郎、
四方 洋、岩野 宏の17名、合計25名であります。
6【コーポレート・ガバナンスの状況等】
(1)【コーポレート・ガバナンスの状況】
(1) 企業統治の体制
① コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方
当社は、「住友事業精神」と「住友電工グループ経営理念」のもと、公正な事業活動を通して社会に貢献していくことを不変の基本方針としております。こうした基本理念を堅持しつつ事業の発展並びに企業価値の向上を図るため、経営全般の効率性、スピードの向上に取り組むとともに、意思決定や執行における適法性・妥当性を確保し、また、これらを監視・是正していくシステムのさらなる強化に努めております。
具体的には、取締役会の意思決定の迅速化と監督機能の強化並びに権限及び責任の明確化による機動的な業務執行体制の確立を目的として、2003年6月に執行役員制を、同年7月に事業本部制を導入しております。
そして、2008年6月からは、取締役会の監督機能を一層強化するために、独立性のある社外取締役を迎えております。
また、経営の健全性確保の観点から、監査役監査の強化を図っており、監査役の過半数を様々な専門知識や多面的な視点を持つ独立社外監査役とし、これらの監査役と常勤の監査役や監査役専任のスタッフが内部監査部門や会計監査人と連携して適法且つ適正な経営が行われるよう監視する体制としております。
取締役会等においては、独立社外役員の方々から、効率性の面も含めて有益なご意見をいただいており、今後もこれらの体制の一層の充実を図っていきたいと考えております。
[住友事業精神]
住友の事業は、今から約400年前、銅と銀を吹き分ける「南蛮吹き」と呼ばれる技術による銅精錬事業に遡り、その後別子銅山における鉱山業を中心に発展を遂げてきました。こうした事業の隆盛を支えてきた精神的基盤が「住友事業精神」であり、住友家初代 住友政友が後生に遺した商いの心得『文殊院旨意書』を礎とし、住友の先人により何代にもわたって深化・発展を遂げてきたものです。その要諦は、明治24年に改訂された住友家法の中で「営業の要旨」として端的に示されています。
営業の要旨 ※ここでは、住友合資会社社則(昭和3年制定)より抜粋しました。
第一条 我が住友の営業は、信用を重んじ確実を旨とし、以てその鞏固隆盛を期すべし
第二条 我が住友の営業は、時勢の変遷、理財の得失を計り、弛張興廃することあるべしと雖も、
苟も浮利に趨り、軽進すべからず
この他にも、『技術の重視』、『人材の尊重』、『企画の遠大性』、『自利利他、公私一如』といった精神が今に至るまで脈々と受け継がれています。
[住友電工グループ経営理念] ※創業100周年を機に明文化(1997年6月)
住友電工グループは、 ・顧客の要望に応え、最も優れた製品・サービスを提供します。
・技術を創造し、変革を生み出し、絶えざる成長に努めます。
・社会的責任を自覚し、よりよい社会、環境づくりに貢献します。
・高い企業倫理を保持し、常に信頼される会社を目指します。
・自己実現を可能にする、生き生きとした企業風土を育みます。
② 企業統治の体制の概要と採用の理由
当社では、経営全般の効率性やスピードの向上、意思決定や執行における適法性・妥当性の確保、これらを監視・是正するシステムの強化等の観点から、コーポレート・ガバナンス体制の整備・強化に努めてまいりました。
具体的には、当社は、執行役員制及び事業本部制を導入しており、事業本部に対し業務執行に係る権限委譲を行うとともに、その責任を明確化しております。これらにより、少数の取締役で取締役会を形成し、経営の意思決定を迅速に行うとともに、独立性のある社外取締役を迎え、業務執行の監督機能の強化を図っております。
取締役会は、毎月1回定時に開催するほか、必要に応じて随時開催しており、取締役会長が欠員であるため社長が議長となり、投資、事業再編などの重要な業務執行について審議・決定しております。また、取締役会の付議前には、社長、役付取締役等によって構成される経営会議においても議論を行い、審議の充実を図っております。
取締役会等での決定に基づく業務執行は、社長の下、事業本部長、営業本部長、研究統轄本部長、コーポレートスタッフ部門担当の取締役・執行役員が迅速に遂行しておりますが、併せて内部牽制機能を確立するため、社内規程においてそれぞれの組織権限や実行責任者の明確化、適切な業務手続を定めております。
また、取締役会は、毎月、経理担当取締役から月次の売上・利益、財務状況等の報告を受けるほか、各取締役から所管する各事業本部の受注・売上等の事業の状況につき報告を受け、経営目標の達成度及び業務執行の進捗について監督を行っております。
一方、経営の健全性確保の観点から、監査役監査の強化を図っており、監査役の過半数を様々な専門知識や多面的な視点を持つ独立社外監査役とし、これらの監査役と常勤の監査役や監査役専任のスタッフが内部監査部門や会計監査人と連携して適法且つ適正な経営が行われるよう監視する体制としております。
以上の現状体制により、当社のコーポレート・ガバナンスは十分に機能していると考えておりますが、今後もさらなる体制充実に取り組んでまいります。
(2) 監査役監査及び内部監査等の状況
当社では、適法かつ適正な経営を確保するために、監査役監査、内部監査及び会計監査人監査の三様監査を受けております。監査役監査については、社外監査役3名を含む合計5名の監査役が監査役スタッフ(監査役室)を活用して取締役の職務執行を監査しております。
各監査役は、監査役会が定めた監査基準・方針・分担に従い、取締役会等重要な会議への出席、取締役、内部監査部門その他の使用人等からの職務状況の聴取、重要な決裁書類の閲覧、主要な事業所等の往査等を実施するとともに、他の監査役から監査状況等の報告を受け、また会計監査人とは適宜情報交換等を行っております。
内部監査については、所管部門として監査部を設置しております。同部は、当社グループ会社を含めた事業所往査等の監査を通じて適正かつ効率的な業務実施のための問題点の調査や改善提案を行っており、また監査役及び会計監査人とも適宜連携を取って監査を実施しております。
会計監査人による会計監査及び内部統制監査は有限責任 あずさ監査法人が実施しており、業務執行社員は小堀孝一氏、谷尋史氏、山田徹雄氏、監査業務に係る補助者は公認会計士15名、その他10名です。
なお、常勤監査役稲山秀彰氏は、当社の経理・財務部門内における長年の経験があり、財務及び会計に関する相当程度の知見を有しております。
また、社外監査役林幹氏は公認会計士及び税理士としての資格を有しており、財務及び会計に関する相当程度の知見を有しております。
(3) 社外取締役及び社外監査役
当社は、社外の視点を入れて取締役会の監督機能を一層強化し、経営の透明性や客観性を高めていくために、社外取締役1名を選任しております。また、適法かつ適正な経営が行われるよう監視する体制を強化するため、監査役の過半数を占めるように、様々な専門知識や多面的な視点を持つ社外監査役3名を選任しております。
社外取締役及び社外監査役が、現在業務執行者であるか、または過去10年内において業務執行者であった他の会社等と当社との間に、2013年度以降に生じた取引関係等は次のとおりですが、いずれにおいてもその職務の遂行に影響を及ぼすような特別な利害関係はありません。
・平松一夫氏は、学校法人関西学院の理事であります。当社は同学校法人に対し、研究部門より研究を委託すること
があり、また、他の大学に対するものと同水準の寄付を行うことがありますが、いずれも、その金額、性質等に照らして、平松一夫氏の独立性に影響を与えるものではありません。
・社外監査役垣見隆氏に関しては、同氏が現在業務執行者であるか、または過去10年内に業務執行者であった他の会
社等と当社との間に、取引関係等はありません。
・社外監査役林幹氏は、2010年6月24日まで、税理士法人プライスウォーターハウスクーパースの代表社員であ
りました。当社と同税理士法人との間には、顧問契約や定常的な取引はありません。当社は同税理士法人に対し、時には税務に関する調査・指導に係る業務を委託することがありますが、その取引の頻度及び規模等に照らして、林幹氏の独立性に影響を与えるものではありません。
・社外監査役渡辺捷昭氏は、2011年6月17日まで、トヨタ自動車株式会社の取締役副会長でありました。当社と
同社との間には、製品販売に関する取引関係がありますが、その取引の規模等に照らして、渡辺捷昭氏の独立性に影響を与えるものではありません。
当社は、社外役員の独立性に関する基準又は方針は、特に定めておりません。しかしながら、社外役員にその役割を十分に果たしていただくためには、当社からの独立性が必要であると考えており、候補者の選定にあたっては、当社との利害関係の有無を慎重に調査・確認しております。現在の社外役員は、全員が㈱東京証券取引所等の定める独立性に関する判断基準の要件等に照らしても問題は無く、社外取締役または社外監査役としての職務を適切に遂行していただけるものと考えており、一般株主との間で利益相反の生じるおそれはないものと判断し、社外役員全員について、同取引所等が規定する独立役員として指定しております。
社外取締役又は社外監査役による監督又は監査と内部監査、監査役監査及び会計監査との相互連携並びに内部統制部門との関係については、(1)企業統治の体制、(2)監査役監査及び内部監査等の状況に記載のとおりであります。
(4) 内部統制システムに関する基本的な考え方
① 取締役の職務の執行に係る情報の保存及び管理に関する体制
取締役会の議事録を作成し保存するとともに、情報管理規程、文書規程及び書類保存規程に定めるところに従い、起案決裁書等、取締役の職務の執行及び決裁に係る情報について記録し、適切に管理するものとする。
② 損失の危険の管理に関する規程その他の体制
災害、品質、安全、環境、与信及び貿易管理などのグループ横断的な主要リスクについては、各リスクを所管するコーポレートスタッフ部門や当該部門担当の取締役等(「役付取締役、役付執行役員」をいう。以下同じ)が主催する委員会がグループ内に展開する対応策や事故事例・防止策に従い、各部門が所管事業の遂行に伴うリスクを再評価のうえリスク管理を行うものとする。
なお、グローバルな事業展開に伴い重要性が増している贈賄防止、機密情報管理や法務、労務、税務等の喫緊の課題については、リスク管理委員会主導の下、関係部門が連携して体制の整備や取組みの強化を図ることとしている。
また、部門に固有のリスクについては、専門的知見を有するコーポレートスタッフ部門や外部専門家の支援を適宜受けながらリスクの軽減等を行う。
これらの活動は、リスク管理委員会が、リスク管理規程に従い統轄し、監査役、内部監査部門及び各リスクを所管するコーポレートスタッフ部門とも連携しながらモニタリングする。
さらに、重大なリスクが顕在化し緊急の対応が必要な場合には、リスク管理実務委員会が危機レベルの判定や対策本部の設置等を行う。
③ 取締役の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制
取締役等や基幹職の職務執行が効率的且つ適正に行われるよう、職制及び業務規程において担当部門、職務権限及び各組織の所管業務を定める。
また、執行役員制及び事業本部制を採用し、各事業本部、営業本部及び研究統轄本部が、本部長のもと、環境変化や顧客ニーズに応じた機動的な事業運営を行う体制とする。
なお、各本部の業績等については、中期計画及びその達成に向けた年度計画を策定し、経理部門及び経理担当役員が月次単位で達成状況を把握・分析のうえ、経営会議に報告して所要の対策について検討する体制とする。
TV会議やコンピュータ・情報通信システムの活用を推進し、経営情報の効率的な収集・分析及び活用・共有化を図る。
④ 取締役及び使用人の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制
住友の事業精神並びに経営理念を敷衍した企業行動憲章や具体的な禁止事項等を示したコンプライアンス・マニュアルの浸透に努めるほか、トップの発言・行動を通じ、法令遵守、企業倫理の維持が経営の根幹をなすものであることを徹底する。
社長を委員長とするコンプライアンス委員会において、グループ横断的なコンプライアンス・リスクの把握・分析、コンプライアンス・マニュアルの作成・見直し、研修の企画・実施、違反事例に係わる原因の究明や再発防止策の立案並びにそれらのグループ内への周知徹底及びコンプライアンス推進活動のモニタリング等を行う。
一方、各部門においては、部門特有のリスクを含め、コンプライアンス・リスクを把握、分析のうえ発生防止策を講じることとしており、コンプライアンス委員会、法務部、監査役及び内部監査部門は連携して、そのモニタリングを行う。
なお、国内外の競争法の遵守については、グループ内における疑わしい行為を含むカルテル・談合行為根絶のため、競争法に関する教育を継続的に実施するとともに、コンプライアンス委員会の下で、競争法コンプライアンス室が、各本部の専任組織もしくは競争法コンプライアンス推進責任者と連携して、競争法コンプライアンス規程の運用及び遵守状況のモニタリングを行い、また、その他の競争法コンプライアンスに関する施策を企画・実行する。
また、コンプライアンス委員会は社内及び社外に設置した相談・申告窓口に寄せられた情報につき、適切に状況の把握を行い、必要な対策をとるものとする。
⑤ 財務報告の適正性を確保するための体制
社長を委員長とする財務報告内部統制委員会を設置するとともに、コーポレートスタッフ部門に推進組織を設け、それらの方針・指導・支援のもと、各部門・子会社において、金融商品取引法及び金融庁が定める評価・監査の基準・実施基準に沿った、内部統制システムの整備及び適切な運用を進め、財務報告の適正性を確保するための体制の一層の強化を図る。監査部は、各事業年度毎にグループ全体の内部統制システムの有効性についての評価を行い、その結果をもとに金融庁に提出する内部統制報告書を取りまとめ、財務報告内部統制委員会及び取締役会の承認を得るものとする。
⑥ 当社及び子会社から成る企業集団における業務の適正を確保するための体制
住友の事業精神並びに経営理念を敷衍した企業行動憲章について、グループ会社にも浸透を図り、事業運営上、尊重・遵守していくべき事項の共有化に努める。
経理部及び所管本部の業務担当部門が子会社各社の業績等の目標及びその達成状況について定期的に報告を受けるとともに、関係会社管理規程に基づき、当社経営会議、取締役会で報告・付議すべき決定事項・発生事実やリスク管理、コンプライアンス等に関する一定の事項について報告を受け、又は必要により当社と協議する体制とする。
加えて、各グループ会社の取締役ないし監査役に、当該会社を所管する事業本部等の関係者や経理部門の基幹職等が就任し、各社の経営状況の把握に努めるものとする。
また、グループ監査役会や当社人事総務部門、経理部門等のコーポレートスタッフ部門による子会社関係部門との交流を通じて、リスク管理やコンプライアンスの体制等に関する情報交換を行うものとする。
⑦ 監査役がその職務を補助すべき使用人を置くことを求めた場合における当該使用人に関する事項
専ら監査役の業務を補助すべき部門として監査役室を設置し、原則として専任の使用人を配置するものとする。
⑧ ⑦の使用人の取締役からの独立性に関する事項
監査役室に配置する使用人の人事異動、人事評価に際しては、あらかじめ監査役会に相談し、意見を求めるものとする。
⑨ 取締役及び使用人が監査役に報告をするための体制その他の監査役への報告に関する体制
監査役は経営会議、コンプライアンス委員会等の重要な各種会議に陪席することとする。その他、突発の法令・定款違反行為や補足を要する重要な業務執行、内部統制システムの変更(軽微なものを除く)等については、取締役又は部門長から適宜監査役に報告する体制とする。
⑩ その他監査役の監査が実効的に行われることを確保するための体制
監査役が取締役及び部門長からヒアリングを行う機会を適宜確保するとともに、取締役会長、社長及び人事総務・経理担当役員と監査役との意見交換会を定期的に開催する。
(5) 責任限定契約の内容の概要
当社は、定款において、社外取締役及び社外監査役の責任限定契約に関する規定を設けております。当該定款の規定に基づいて、当社が社外取締役及び社外監査役の全員との間で締結している責任限定契約の内容の概要は次のとおりであります。
社外取締役又は社外監査役は、本契約締結後、会社法第423条第1項の責任について、その職務を行うにつき善意でありかつ重大な過失がなかったときは、金10百万円又は会社法第425条第1項に定める最低責任限度額のいずれか高い額を限度として損害賠償責任を負担するものとする。
(6) 取締役の員数
当社は、取締役の員数を3名以上とする旨定款に定めております。
(7) 取締役の選任の決議要件
当社は、取締役の選任決議について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の過半数をもって行う旨定款に定めております。また、取締役の選任決議は、累積投票によらないものとする旨も定款に定めております。
(8) 株主総会決議事項を取締役会で決議できるとした事項
① 自己の株式の取得
当社は、企業環境の変化に応じた機動的な経営を可能にするため、会社法第165条第2項の規定により、取締役会の決議によって市場取引等により自己の株式を取得することができる旨定款に定めている。
② 中間配当
当社は、株主への機動的な利益還元の実施を可能にするため、会社法第454条第5項の規定により、取締役会の決議によって、毎年9月30日の最終の株主名簿に記録された株主又は登録株式質権者に対し、中間配当金として剰余金の配当を行うことができる旨定款に定めている。
(9) 株主総会の特別決議要件
当社は、会社法第309条第2項に定める株主総会の特別決議要件について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の3分の2以上に当たる多数をもって行う旨定款に定めております。これは、株主総会における特別決議の定足数を緩和することにより、株主総会の円滑な運営を行うことを目的とするものであります。
(10) 役員報酬等
イ.役員区分ごとの報酬等の総額、報酬等の種類別の総額及び対象となる役員の員数
ロ.報酬等の総額が1億円以上である者の報酬等の総額等
ハ.使用人兼務役員の使用人分給与のうち重要なもの
該当事項はありません。
ニ.役員の報酬等の額又はその算定方法の決定に関する方針の内容及び決定方法
取締役の報酬については、その役割と責務に相応しい水準となるよう、株主総会において承認決議をいただいた報酬額の枠内で、職位や担当する職務内容、責任の度合い、会社業績などを総合的に勘案したうえで、決定いたします。また、取締役の賞与については、毎年、株主総会において賞与支給総額の承認決議をいただいたうえで、前期の職務遂行に対する業績評価に基づき、配分額を決定いたします。
監査役の報酬については、株主総会において承認決議をいただいた報酬額の枠内で、監査役の協議により決定いたします。
なお、役員の報酬決定に際しては、同程度の事業規模の国内企業における役員報酬に関する第三者の調査を活用することにより、報酬水準の客観性を確保しております。
(11) 株式の保有状況
イ.投資株式のうち保有目的が純投資目的以外の目的であるものの銘柄数及び貸借対照表計上額の合計額
217銘柄 70,803百万円
ロ.保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式の保有区分、銘柄、株式数、貸借対照表計上額及び保有目的
前事業年度
特定投資株式
| 銘柄 | 株式数(株) | 貸借対照表計上額 (百万円) | 保有目的 |
| 住友不動産㈱ | 2,201,500 | 7,914 | 企業間取引の維持・強化のため |
| 本田技研工業㈱ | 2,002,000 | 7,117 | 企業間取引の維持・強化のため |
| ㈱明電舎 | 13,147,000 | 3,734 | 企業間取引の維持・強化のため |
| 住友金属鉱山㈱ | 1,462,500 | 1,964 | 企業間取引の維持・強化のため |
| ㈱三井住友フィナンシャルグループ | 473,400 | 1,787 | 企業間取引の維持・強化のため |
| 住友商事㈱ | 1,356,500 | 1,598 | 企業間取引の維持・強化のため |
| 新日鐵住金㈱ | 6,040,000 | 1,419 | 企業間取引の維持・強化のため |
| 近畿日本鉄道㈱ | 3,214,399 | 1,401 | 企業間取引の維持・強化のため |
| マツダ㈱ | 4,642,000 | 1,304 | 企業間取引の維持・強化のため |
| ㈱デンソー | 309,000 | 1,231 | 企業間取引の維持・強化のため |
| 阪急阪神ホールディングス㈱ | 2,063,562 | 1,174 | 企業間取引の維持・強化のため |
| アサヒグループホールディングス㈱ | 505,000 | 1,136 | 企業間取引の維持・強化のため |
| ダイキン工業㈱ | 300,000 | 1,107 | 企業間取引の維持・強化のため |
| パナソニック㈱ | 1,438,875 | 941 | 企業間取引の維持・強化のため |
| ダイハツ工業㈱ | 450,000 | 878 | 企業間取引の維持・強化のため |
| 東海旅客鉄道㈱ | 82,000 | 813 | 企業間取引の維持・強化のため |
| ㈱ピーエス三菱 | 1,834,800 | 798 | 企業間取引の維持・強化のため |
| 日本電気㈱ | 3,066,000 | 751 | 企業間取引の維持・強化のため |
| ㈱エヌ・ティ・ティ・ドコモ | 5,000 | 711 | 企業間取引の維持・強化のため |
| 三菱マテリアル㈱ | 2,420,000 | 649 | 企業間取引の維持・強化のため |
みなし保有株式
| 銘柄 | 株式数(株) | 貸借対照表計上額 (百万円) | 保有目的 |
| トヨタ自動車㈱ | 6,802,000 | 33,058 | 議決権行使の指図 |
| 住友商事㈱ | 9,256,500 | 10,904 | 議決権行使の指図 |
| 三井住友トラスト・ホールディングス㈱ | 19,986,860 | 8,854 | 議決権行使の指図 |
| コムシスホールディングス㈱ | 5,166,411 | 5,900 | 議決権行使の指図 |
| ㈱協和エクシオ | 5,766,900 | 5,767 | 議決権行使の指図 |
| 日本電気㈱ | 22,880,000 | 5,606 | 議決権行使の指図 |
| 住友金属鉱山㈱ | 3,651,500 | 4,904 | 議決権行使の指図 |
| ㈱三井住友フィナンシャルグループ | 1,180,000 | 4,455 | 議決権行使の指図 |
| KDDI㈱ | 908,200 | 3,515 | 議決権行使の指図 |
| 本田技研工業㈱ | 600,000 | 2,133 | 議決権行使の指図 |
(注) 貸借対照表計上額の上位銘柄を選定する段階で、特定投資株式とみなし保有株式を合算しておりません。
当事業年度
特定投資株式
| 銘柄 | 株式数(株) | 貸借対照表計上額 (百万円) | 保有目的 |
| 住友不動産㈱ | 2,201,500 | 8,898 | 企業間取引の維持・強化のため |
| 本田技研工業㈱ | 2,002,000 | 7,275 | 企業間取引の維持・強化のため |
| ㈱明電舎 | 13,147,000 | 6,008 | 企業間取引の維持・強化のため |
| マツダ㈱ | 4,642,000 | 2,126 | 企業間取引の維持・強化のため |
| ㈱三井住友フィナンシャルグループ | 473,400 | 2,087 | 企業間取引の維持・強化のため |
| 住友金属鉱山㈱ | 1,462,500 | 1,895 | 企業間取引の維持・強化のため |
| 住友商事㈱ | 1,356,500 | 1,781 | 企業間取引の維持・強化のため |
| ダイキン工業㈱ | 300,000 | 1,735 | 企業間取引の維持・強化のため |
| 新日鐵住金㈱ | 6,040,000 | 1,703 | 企業間取引の維持・強化のため |
| パナソニック㈱ | 1,438,875 | 1,688 | 企業間取引の維持・強化のため |
| ㈱デンソー | 309,000 | 1,529 | 企業間取引の維持・強化のため |
| アサヒグループホールディングス㈱ | 505,000 | 1,459 | 企業間取引の維持・強化のため |
| 近畿日本鉄道㈱ | 3,214,399 | 1,180 | 企業間取引の維持・強化のため |
| 阪急阪神ホールディングス㈱ | 2,063,562 | 1,160 | 企業間取引の維持・強化のため |
| 東海旅客鉄道㈱ | 82,000 | 989 | 企業間取引の維持・強化のため |
| 日本電気㈱ | 3,066,000 | 972 | 企業間取引の維持・強化のため |
| 日本碍子㈱ | 403,000 | 866 | 企業間取引の維持・強化のため |
| ㈱ピーエス三菱 | 1,834,800 | 848 | 企業間取引の維持・強化のため |
| ダイハツ工業㈱ | 450,000 | 820 | 企業間取引の維持・強化のため |
| ㈱エヌ・ティ・ティ・ドコモ | 500,000 | 814 | 企業間取引の維持・強化のため |
みなし保有株式
| 銘柄 | 株式数(株) | 貸借対照表計上額 (百万円) | 保有目的 |
| トヨタ自動車㈱ | 6,802,000 | 39,628 | 議決権行使の指図 |
| 住友商事㈱ | 9,256,500 | 12,154 | 議決権行使の指図 |
| 三井住友トラスト・ホールディングス㈱ | 19,986,860 | 9,314 | 議決権行使の指図 |
| コムシスホールディングス㈱ | 5,166,411 | 8,359 | 議決権行使の指図 |
| ㈱協和エクシオ | 5,766,900 | 7,647 | 議決権行使の指図 |
| 日本電気㈱ | 22,880,000 | 7,253 | 議決権行使の指図 |
| KDDI㈱ | 908,200 | 5,427 | 議決権行使の指図 |
| ㈱三井住友フィナンシャルグループ | 1,180,000 | 5,203 | 議決権行使の指図 |
| 住友金属鉱山㈱ | 3,651,500 | 4,732 | 議決権行使の指図 |
| 本田技研工業㈱ | 600,000 | 2,180 | 議決権行使の指図 |
(注) 貸借対照表計上額の上位銘柄を選定する段階で、特定投資株式とみなし保有株式を合算しておりません。
ハ.保有目的が純投資目的である投資株式の前事業年度及び当事業年度における貸借対照表計上額の合計額並びに
当事業年度における受取配当金、売却損益及び評価損益の合計額
該当ありません。
(2)【監査報酬の内容等】
①【監査公認会計士等に対する報酬の内容】
②【その他重要な報酬の内容】
(前連結会計年度)
海外連結子会社の主な監査証明業務及び税務申告業務に関するアドバイザリー業務などの非監査証明業務の委託先である当社の監査公認会計士等と同一のネットワークに属する監査人に対して報酬を支払っております。
(当連結会計年度)
海外連結子会社の主な監査証明業務及び税務申告業務に関するアドバイザリー業務などの非監査証明業務の委託先である当社の監査公認会計士等と同一のネットワークに属する監査人に対して報酬を支払っております。
③【監査公認会計士等の提出会社に対する非監査業務の内容】
(前連結会計年度)
当社が監査公認会計士等に対して報酬を支払っている非監査業務の内容は、出資先の財務内容調査であります。
(当連結会計年度)
当社が監査公認会計士等に対して報酬を支払っている非監査業務の内容は、公的機関への提出書類に関する業務等であります。
④【監査報酬の決定方針】
監査公認会計士等に対する報酬の額の決定に関する方針について、当社では特段の定めはありませんが、業務執行部門において監査日数や当社の規模・業務の特性等の要素を勘案して適切に報酬の額を決定したうえで、会社法第399条に基づく監査役会の同意を得ております。
第5【経理の状況】
1.連結財務諸表及び財務諸表の作成方法について
(1) 当社の連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年大蔵省令第28号。以下「連結財務諸表規則」という。)に基づいて作成しております。
なお、当連結会計年度(平成25年4月1日から平成26年3月31日まで)の連結財務諸表に含まれる比較情報については、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則等の一部を改正する内閣府令」(平成24年9月21日内閣府令第61号)附則第3条第2項により、改正前の連結財務諸表規則に基づいて作成しております。
(2) 当社の財務諸表は、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和38年大蔵省令第59号。以下「財務諸表等規則」という。)に基づいて作成しております。
なお、当事業年度(平成25年4月1日から平成26年3月31日まで)の財務諸表に含まれる比較情報については、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則等の一部を改正する内閣府令」(平成24年9月21日内閣府令第61号)附則第2条第2項により、改正前の財務諸表等規則に基づいて作成しております。
また、当社は、特例財務諸表提出会社に該当し、財務諸表等規則第127条の規定により財務諸表を作成しております。
2.監査証明について
当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、連結会計年度(平成25年4月1日から平成26年3月31日まで)の連結財務諸表及び事業年度(平成25年4月1日から平成26年3月31日まで)の財務諸表について、有限責任 あずさ監査法人により監査を受けております。
3.連結財務諸表等の適正性を確保するための特段の取組みについて
当社は、連結財務諸表等の適正性を確保するための特段の取組みを行っております。具体的には、会計基準等の内容を適切に把握し、会計基準等の変更について的確に対応することができる体制を整備するため、公益財団法人財務会計基準機構へ加入し、同法人などが主催しているセミナー等に参加しております。
1【連結財務諸表等】
(1)【連結財務諸表】
①【連結貸借対照表】
| (単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (平成25年3月31日) | 当連結会計年度 (平成26年3月31日) | |
| 資産の部 | ||
| 流動資産 | ||
| 現金及び預金 | 172,637 | 161,797 |
| 受取手形及び売掛金 | 502,000 | 563,599 |
| 有価証券 | 4,164 | 343 |
| たな卸資産 | ※1 343,766 | ※1 382,634 |
| 繰延税金資産 | 32,028 | 32,273 |
| その他 | 63,876 | 67,020 |
| 貸倒引当金 | △2,710 | △4,047 |
| 流動資産合計 | 1,115,761 | 1,203,619 |
| 固定資産 | ||
| 有形固定資産 | ||
| 建物及び構築物 | 533,021 | 574,283 |
| 減価償却累計額 | △305,220 | △323,279 |
| 建物及び構築物(純額) | 227,801 | 251,004 |
| 機械装置及び運搬具 | 1,020,627 | 1,108,824 |
| 減価償却累計額 | △760,019 | △811,715 |
| 機械装置及び運搬具(純額) | 260,608 | 297,109 |
| 工具、器具及び備品 | 243,534 | 256,464 |
| 減価償却累計額 | △204,217 | △208,289 |
| 工具、器具及び備品(純額) | 39,317 | 48,175 |
| 土地 | 83,325 | 87,610 |
| 建設仮勘定 | 38,558 | 38,343 |
| その他 | 2,529 | 4,188 |
| 減価償却累計額 | △1,087 | △1,552 |
| その他(純額) | 1,442 | 2,636 |
| 有形固定資産合計 | ※3 651,051 | ※3 724,877 |
| 無形固定資産 | ||
| のれん | 8,784 | 21,453 |
| その他 | 28,261 | 41,848 |
| 無形固定資産合計 | 37,045 | 63,301 |
| 投資その他の資産 | ||
| 投資有価証券 | ※2,3 388,834 | ※2,3 453,520 |
| 退職給付に係る資産 | - | 64,317 |
| 繰延税金資産 | 18,572 | 19,423 |
| その他 | 87,713 | 27,220 |
| 貸倒引当金 | △1,409 | △1,458 |
| 投資その他の資産合計 | 493,710 | 563,022 |
| 固定資産合計 | 1,181,806 | 1,351,200 |
| 資産合計 | 2,297,567 | 2,554,819 |
| (単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (平成25年3月31日) | 当連結会計年度 (平成26年3月31日) | |
| 負債の部 | ||
| 流動負債 | ||
| 支払手形及び買掛金 | 300,669 | 329,021 |
| 短期借入金 | ※3 167,961 | ※3 215,379 |
| 1年内償還予定の社債 | 20,000 | 10,620 |
| 未払法人税等 | 18,227 | 20,895 |
| 役員賞与引当金 | 919 | 936 |
| 完成工事補償引当金 | 994 | 781 |
| 受注損失引当金 | 975 | 1,744 |
| その他 | 147,400 | 161,070 |
| 流動負債合計 | 657,145 | 740,446 |
| 固定負債 | ||
| 社債 | 56,850 | 46,230 |
| 長期借入金 | ※3 238,608 | ※3 258,954 |
| 繰延税金負債 | 54,450 | 65,719 |
| 退職給付引当金 | 32,148 | - |
| 役員退職慰労引当金 | 1,112 | 1,043 |
| 退職給付に係る負債 | - | 47,507 |
| その他 | 12,559 | 15,008 |
| 固定負債合計 | 395,727 | 434,461 |
| 負債合計 | 1,052,872 | 1,174,907 |
| 純資産の部 | ||
| 株主資本 | ||
| 資本金 | 99,737 | 99,737 |
| 資本剰余金 | 171,020 | 171,020 |
| 利益剰余金 | 763,159 | 819,179 |
| 自己株式 | △649 | △659 |
| 株主資本合計 | 1,033,267 | 1,089,277 |
| その他の包括利益累計額 | ||
| その他有価証券評価差額金 | 66,687 | 85,170 |
| 繰延ヘッジ損益 | △1,254 | △1,097 |
| 為替換算調整勘定 | △26,215 | 24,902 |
| 退職給付に係る調整累計額 | - | △8,644 |
| その他の包括利益累計額合計 | 39,218 | 100,331 |
| 少数株主持分 | 172,210 | 190,304 |
| 純資産合計 | 1,244,695 | 1,379,912 |
| 負債純資産合計 | 2,297,567 | 2,554,819 |
②【連結損益計算書及び連結包括利益計算書】
【連結損益計算書】
| (単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (自 平成24年4月1日 至 平成25年3月31日) | 当連結会計年度 (自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日) | |
| 売上高 | 2,159,942 | 2,568,779 |
| 売上原価 | ※2,3 1,785,052 | ※2,3 2,104,728 |
| 売上総利益 | 374,890 | 464,051 |
| 販売費及び一般管理費 | ※1,2 298,100 | ※1,2 343,993 |
| 営業利益 | 76,790 | 120,058 |
| 営業外収益 | ||
| 受取利息 | 999 | 1,296 |
| 受取配当金 | 3,152 | 3,743 |
| 持分法による投資利益 | 22,115 | 29,626 |
| その他 | 10,339 | 10,060 |
| 営業外収益合計 | 36,605 | 44,725 |
| 営業外費用 | ||
| 支払利息 | 5,065 | 7,055 |
| その他 | 14,214 | 12,374 |
| 営業外費用合計 | 19,279 | 19,429 |
| 経常利益 | 94,116 | 145,354 |
| 特別利益 | ||
| 退職給付信託返還益 | - | ※4 1,487 |
| 投資有価証券売却益 | 6,682 | - |
| 特別利益合計 | 6,682 | 1,487 |
| 特別損失 | ||
| 固定資産除却損 | ※5 3,307 | ※5 3,668 |
| 投資有価証券評価損 | 1,720 | 1,170 |
| 減損損失 | ※6 2,586 | ※6 5,430 |
| 事業構造改善費用 | ※7 9,101 | ※7 2,742 |
| 和解金 | - | 9,998 |
| 特別損失合計 | 16,714 | 23,008 |
| 税金等調整前当期純利益 | 84,084 | 123,833 |
| 法人税、住民税及び事業税 | 35,562 | 43,439 |
| 法人税等調整額 | △816 | 779 |
| 法人税等合計 | 34,746 | 44,218 |
| 少数株主損益調整前当期純利益 | 49,338 | 79,615 |
| 少数株主利益 | 11,383 | 12,867 |
| 当期純利益 | 37,955 | 66,748 |
【連結包括利益計算書】
| (単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (自 平成24年4月1日 至 平成25年3月31日) | 当連結会計年度 (自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日) | |
| 少数株主損益調整前当期純利益 | 49,338 | 79,615 |
| その他の包括利益 | ||
| その他有価証券評価差額金 | 10,111 | 16,992 |
| 繰延ヘッジ損益 | △356 | △128 |
| 為替換算調整勘定 | 52,819 | 37,581 |
| 持分法適用会社に対する持分相当額 | 10,073 | 22,849 |
| その他の包括利益合計 | ※ 72,647 | ※ 77,294 |
| 包括利益 | 121,985 | 156,909 |
| (内訳) | ||
| 親会社株主に係る包括利益 | 99,169 | 135,690 |
| 少数株主に係る包括利益 | 22,816 | 21,219 |
③【連結株主資本等変動計算書】
前連結会計年度(自 平成24年4月1日 至 平成25年3月31日)
当連結会計年度(自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日)
④【連結キャッシュ・フロー計算書】
| (単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (自 平成24年4月1日 至 平成25年3月31日) | 当連結会計年度 (自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日) | |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | ||
| 税金等調整前当期純利益 | 84,084 | 123,833 |
| 減価償却費 | 88,916 | 110,441 |
| 減損損失 | 5,213 | 6,312 |
| のれん償却額 | 1,220 | 2,175 |
| 受取利息及び受取配当金 | △4,151 | △5,039 |
| 支払利息 | 5,065 | 7,055 |
| 持分法による投資損益(△は益) | △22,115 | △29,626 |
| 固定資産売却損益(△は益) | △371 | △583 |
| 投資有価証券売却損益(△は益) | △6,682 | △374 |
| 固定資産除却損 | 3,595 | 4,005 |
| 投資有価証券評価損益(△は益) | 1,720 | 1,170 |
| 退職給付信託返還益 | - | △1,487 |
| 和解金 | - | 9,998 |
| 売上債権の増減額(△は増加) | 43,405 | △30,246 |
| たな卸資産の増減額(△は増加) | △2,998 | △14,002 |
| 仕入債務の増減額(△は減少) | △33,556 | 10,679 |
| 退職給付引当金の増減額(△は減少) | 283 | - |
| 退職給付に係る資産負債の増減額 | - | 5,288 |
| その他 | △8,471 | △18,584 |
| 小計 | 155,157 | 181,015 |
| 利息及び配当金の受取額 | 7,897 | 11,199 |
| 利息の支払額 | △4,897 | △6,437 |
| 和解金の支払額 | - | △3,268 |
| 課徴金の支払額 | △2,102 | - |
| 法人税等の支払額 | △34,875 | △39,098 |
| 法人税等の還付額 | 3,669 | 4,294 |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | 124,849 | 147,705 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | ||
| 有形固定資産の取得による支出 | △151,725 | △142,662 |
| 有形固定資産の売却による収入 | 1,579 | 3,492 |
| 投資有価証券の取得による支出 | △10,239 | △4,477 |
| 投資有価証券の売却による収入 | 10,501 | 4,728 |
| 子会社株式の取得による支出 | △828 | △762 |
| 連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出 | ※2 △7,357 | ※2 △15,901 |
| 長期貸付けによる支出 | △2,258 | △523 |
| 長期貸付金の回収による収入 | 413 | 413 |
| 短期貸付金の増減額(△は増加) | △1,269 | △236 |
| その他 | △10,883 | △18,174 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | △172,066 | △174,102 |
| (単位:百万円) | ||
| 前連結会計年度 (自 平成24年4月1日 至 平成25年3月31日) | 当連結会計年度 (自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日) | |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | ||
| 短期借入金の純増減額(△は減少) | 3,141 | △21,363 |
| 長期借入れによる収入 | 107,061 | 94,934 |
| 長期借入金の返済による支出 | △28,750 | △28,632 |
| 社債の発行による収入 | 25,000 | - |
| 社債の償還による支出 | △20,000 | △20,000 |
| 少数株主からの払込みによる収入 | 1,627 | - |
| 自己株式の取得による支出 | △2 | △6 |
| 自己株式の売却による収入 | 0 | 0 |
| 配当金の支払額 | △15,867 | △15,867 |
| 少数株主への配当金の支払額 | △6,535 | △7,581 |
| その他 | △753 | △1,372 |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | 64,922 | 113 |
| 現金及び現金同等物に係る換算差額 | 10,058 | 6,665 |
| 現金及び現金同等物の増減額(△は減少) | 27,763 | △19,619 |
| 現金及び現金同等物の期首残高 | 142,359 | 176,543 |
| 新規連結に伴う現金及び現金同等物の増加額 | 6,724 | 3,205 |
| 連結除外に伴う現金及び現金同等物の減少額 | △303 | - |
| 現金及び現金同等物の期末残高 | ※1 176,543 | ※1 160,129 |
【注記事項】
(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)
1.連結の範囲に関する事項
(1) 連結の範囲に含めた子会社の数
342社
当連結会計年度より、株式取得、新規設立又は相対的重要性の増大により、アンビス グループ ゲーエムベーハー他32社を、連結の範囲に含めております。
また、合併又は清算結了により、6社を連結の範囲から除外しております。
主要な連結子会社名は、本報告書の「第1 企業の概況 4.関係会社の状況」に記載しているため省略しております。
(2) 主要な非連結子会社の名称等
主要な非連結子会社の名称
エス イー アイ エイチアール サービシズ インク
なお、非連結子会社は、いずれも小規模であり、合計の総資産、売上高、当期純損益及び利益剰余金等は、いずれも連結財務諸表に重要な影響を及ぼしておりません。
2.持分法の適用に関する事項
(1) 持分法を適用した非連結子会社及び関連会社の数
持分法を適用した非連結子会社はありません。
持分法を適用した関連会社の数 39社
当連結会計年度より、株式取得等により、関連会社3社を持分法適用の範囲に含めております。
また、株式の全部売却等により、関連会社2社を持分法適用の範囲から除外しております。
主要な持分法適用会社名は、本報告書の「第1 企業の概況 4.関係会社の状況」に記載しているため省略しております。
(2) 持分法を適用していない非連結子会社及び関連会社の名称等
主要な会社等の名称
近畿電機株式会社
なお、持分法を適用していない非連結子会社及び関連会社は、当期純損益及び利益剰余金等からみて、持分法の対象から除いても連結財務諸表に及ぼす影響が軽微であり、かつ、全体としても重要性が乏しく、連結財務諸表に重要な影響を及ぼしておりません。
3.連結子会社の事業年度等に関する事項
決算日が連結決算日と異なる連結子会社は、ダイテック‐ダイナミック フルイド テクノロジーズ エスピー
エー、アンビス グループ ゲーエムベーハー他31社を除き、連結財務情報のより適正な開示を図るため、連結決算日において仮決算を実施した上で連結しております。
なお、ダイテック‐ダイナミック フルイド テクノロジーズ エスピーエー、アンビス グループ ゲーエム
ベーハー他31社は、決算日は12月31日でありますが、連結財務諸表の作成にあたっては、12月31日現在の決算財務諸表を使用し、連結決算日との間に生じた重要な取引については、連結上必要な調整を行っております。
4.会計処理基準に関する事項
(1) 重要な資産の評価基準及び評価方法
① 有価証券
ア 満期保有目的の債券
償却原価法を採用しております。
イ その他有価証券
時価のあるもの
決算日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定)を採用しております。
時価のないもの
移動平均法による原価法を採用しております。
② デリバティブ
時価法を採用しております。
③ たな卸資産
主として総平均法による原価法(貸借対照表価額については収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により算定)を採用しております。
(2) 重要な減価償却資産の減価償却の方法
有形固定資産(リース資産を除く)
定額法を採用しております。
(3) 重要な引当金の計上基準
① 貸倒引当金
債権の貸倒による損失に備えるため、一般債権については、貸倒実績率により算定した額を、貸倒懸念債権については、担保処分等による回収見込額を控除した残額のうち債務者の財政状況等を考慮して算定した額を、破産更生債権等については、担保処分等による回収見込額を控除した残額をそれぞれ貸倒見積額として計上しております。
② 役員退職慰労引当金
一部の国内連結子会社は、役員に対する退職慰労金の支払に充てるため、内規に基づく基準額を引当計上しております。
③ 役員賞与引当金
当社及び一部の国内連結子会社は、役員賞与の支出に備えて、当連結会計年度における支給見込額に基づき計上しております。
④ 完成工事補償引当金
一部の連結子会社は、完成工事に係る瑕疵担保の費用に備えるため、将来の見積補修額に基づいて計上しております。
⑤ 受注損失引当金
当社及び一部の連結子会社は、手持受注工事等のうち期末において損失が確実視され、かつ、その金額を合理的に見積ることができる工事等については、翌連結会計年度以降に発生が見込まれる損失を引当計上しております。
(4) 退職給付に係る会計処理の方法
① 退職給付見込額の期間帰属方法
退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当連結会計年度末までの期間に帰属させる方法については、期間定額基準によっております。
② 数理計算上の差異及び過去勤務費用の費用処理方法
過去勤務費用は、その発生時の従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(主として15年)による定額法により、また、一部の連結子会社は発生時に一括して費用処理しております。
数理計算上の差異は、各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(主として15年)による定額法により按分した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております。なお、一部の連結子会社は発生時に一括して費用処理しております。
(5) 重要な収益及び費用の計上基準
完成工事高及び完成工事原価の計上基準
当連結会計年度末までの進捗部分について成果の確実性が認められる工事
工事進行基準(工事の進捗率の見積りは原価比例法)を適用しております。
その他の工事
工事完成基準を適用しております。
(6) 重要なヘッジ会計の方法
① ヘッジ会計の方法
繰延ヘッジ処理を採用しております。
なお、為替予約、通貨オプション及び通貨スワップについては振当処理の要件を満たしている場合は振当処理を採用しております。また、金利スワップについては特例処理の要件を満たしている場合は特例処理を採用しております。
② ヘッジ手段とヘッジ対象
| ヘッジ手段 | ヘッジ対象 |
| 為替予約・通貨オプション | 外貨建債権債務及び外貨建予定取引 |
| 通貨スワップ | 外貨建借入金 |
| 金利スワップ等 | 社債及び借入金等 |
| 商品先渡取引等 | 原材料 |
③ ヘッジ方針
当社及び連結子会社が実施している為替予約、通貨オプション、通貨スワップ、金利スワップ等及び商品先渡取引等は、各社の内部規程などに基づき、為替変動リスク、金利変動リスク及び価格変動リスクを回避するために行っております。
④ ヘッジ有効性評価の方法
ヘッジ取引毎に、ヘッジ手段とヘッジ対象の対応関係を確認して評価しております。ただし、特例処理に
よっている金利スワップについては、有効性の評価を省略しております。
(7) のれんの償却方法及び償却期間
のれんの償却については、収益獲得見込期間等を勘案し、20年以内で均等償却を行っております。
なお、当連結会計年度における償却期間は主として10年となっております。
(8) 連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲
連結キャッシュ・フロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は、手許現金、随時引き出し可能な預金及び容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3か月以内に償還期限の到来する短期投資からなっております。
(9) その他連結財務諸表作成のための重要な事項
消費税等の会計処理
消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっております。
なお、売上、仕入等に係る消費税及び地方消費税は相殺のうえ、連結貸借対照表上流動資産の「その他」に含めて表示しております。
(会計方針の変更)
「退職給付に関する会計基準」(企業会計基準第26号 平成24年5月17日。以下「退職給付会計基準」という。)及び「退職給付に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第25号 平成24年5月17日。以下「退職給付適用指針」という。)を、当連結会計年度末より適用し(ただし、退職給付会計基準第35項本文及び退職給付適用指針第67項本文に掲げられた定めを除く。)、退職給付債務から年金資産の額を控除した額を退職給付に係る負債(又は資産)として計上する方法に変更し、未認識数理計算上の差異及び未認識過去勤務費用を退職給付に係る負債(又は資産)に計上いたしました。
退職給付会計基準等の適用については、退職給付会計基準第37項に定める経過的な取扱いに従っており、当連結会計年度末において、当該変更に伴う影響額をその他の包括利益累計額の退職給付に係る調整累計額に加減しております。
この結果、当連結会計年度末において、その他の包括利益累計額が8,644百万円減少しております。
(未適用の会計基準等)
・「退職給付に関する会計基準」(企業会計基準第26号 平成24年5月17日)
・「退職給付に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第25号 平成24年5月17日)
(1) 概要
未認識数理計算上の差異及び未認識過去勤務費用は、連結貸借対照表の純資産の部において税効果を調整した上で認識し、積立状況を示す額を負債又は資産として計上する方法に改正されました。また、退職給付見込額の期間帰属方法について、期間定額基準のほか給付算定式基準の適用が可能となったほか、割引率の算定方法が改正されました。
(2) 適用予定日
退職給付債務及び勤務費用の計算方法の改正については、平成27年3月期の期首より適用予定です。ただし、当該改正以外は適用済みです。
(3) 当該会計基準等の適用による影響
退職給付債務及び勤務費用の計算方法の改正による連結財務諸表に与える影響額については、現時点で評価中です。
(表示方法の変更)
(連結損益計算書)
前連結会計年度において区分掲記していた「営業外費用」の「クレーム損」は、営業外費用の総額の100分の10以下となったため、当連結会計年度においては「営業外費用」の「その他」に含めて表示しております。この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の連結財務諸表の組替えを行っております。
この結果、前連結会計年度の連結損益計算書において「営業外費用」の「クレーム損」に表示していた2,593百万円は、「その他」として組み替えております。
(連結貸借対照表関係)
※1 たな卸資産の内訳は、次のとおりであります。
| 前連結会計年度 (平成25年3月31日) | 当連結会計年度 (平成26年3月31日) | |
| 商品及び製品 | 102,693百万円 | 119,507百万円 |
| 仕掛品 | 122,668 | 132,116 |
| 原材料及び貯蔵品 | 118,405 | 131,011 |
※2 非連結子会社及び関連会社に対するものは、次のとおりであります。
| 前連結会計年度 (平成25年3月31日) | 当連結会計年度 (平成26年3月31日) | |
| 投資有価証券(株式) | 224,420百万円(13,173百万円) | 260,035百万円(17,184百万円) |
上記のうち、( )内書は共同支配企業に対する投資の金額を示しております。
※3 担保資産及び担保付債務
担保に供している資産は、次のとおりであります。
担保付債務は、次のとおりであります。
上記のうち、( )内書は財団抵当並びに当該債務を示しております。
4 保証債務
下記保証先の銀行借入金等に対する債務保証額
(1) 保証
(2) 保証予約
(3) 経営指導念書
上記のうち、( )内書は自己負担額を示しております。
5 受取手形裏書譲渡高
| 前連結会計年度 (平成25年3月31日) | 当連結会計年度 (平成26年3月31日) | |
| 受取手形裏書譲渡高 | 342百万円 | 399百万円 |
6 その他
前連結会計年度(平成25年3月31日)
自動車関連事業において、ワイヤーハーネス関連製品の取引に関し、EU及び米国を含む海外の競争当局の調査を受けております。なお、同分野の競争法違反行為により損害を被ったとして、米国等において集団訴訟が当社及び当社子会社に対して提起されているほか、一部の自動車メーカーと損害賠償に関する交渉を行っております。
当連結会計年度(平成26年3月31日)
自動車関連事業において、同分野の競争法違反行為により損害を被ったとして、米国等において集団訴訟が当社及び当社子会社に対して提起されているほか、一部の自動車メーカーと損害賠償に関する交渉を行っております。
(連結損益計算書関係)
※1 販売費及び一般管理費のうち主要な費目及び金額は次のとおりであります。
| 前連結会計年度 (自 平成24年4月1日 至 平成25年3月31日) | 当連結会計年度 (自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日) | |
| 荷造費、運送費及び販売諸経費 | 53,853百万円 | 58,674百万円 |
| 給料手当及び福利費 | 102,607 | 119,192 |
| 退職給付費用 | 9,343 | 9,384 |
| 研究開発費 | 51,789 | 54,625 |
※2 一般管理費及び当期製造費用に含まれる研究開発費の総額は次のとおりであります。
| 前連結会計年度 (自 平成24年4月1日 至 平成25年3月31日) | 当連結会計年度 (自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日) |
| 94,287百万円 | 99,520百万円 |
※3 売上原価に含まれる受注損失引当金繰入額は次のとおりであります。
| 前連結会計年度 (自 平成24年4月1日 至 平成25年3月31日) | 当連結会計年度 (自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日) |
| 970百万円 | 1,231百万円 |
※4 退職給付信託返還益
当連結会計年度(自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日)
一部の連結子会社で退職給付信託返還に伴い未認識数理計算上の差異を一括処理したものであります。
※5 固定資産除却損の主な内容は次のとおりであります。
| 前連結会計年度 (自 平成24年4月1日 至 平成25年3月31日) | 当連結会計年度 (自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日) | |
| 建物及び構築物 | 1,591百万円 | 1,855百万円 |
| 機械装置及び運搬具 | 1,244 | 1,349 |
| 工具、器具及び備品 | 371 | 437 |
※6 減損損失
前連結会計年度(自 平成24年4月1日 至 平成25年3月31日)
当社グループは以下の資産グループについて減損損失を計上しました。
| 場所 | 用途 | 種類 | 減損損失 (百万円) |
| 愛知県小牧市他 | 防振ゴム製造設備等 | 建物、機械装置等 | 1,667 |
| 栃木県宇都宮市 | 特殊金属線製造設備等 | 機械装置等 | 1,128 |
| 中国江蘇省呉江市 | 電力機器製造設備等 | 建物、機械装置等 | 419 |
| 大阪製作所(大阪市此花区)他 | 製造設備等 | 建物、機械装置等 | 1,999 |
| 合計 | 5,213 |
当社グループは、主として事業部別にグルーピングを行っており、合計5,213百万円を特別損失(うち2,627百万円は事業構造改善費用として表示しております。※7参照)に計上しました。
その内訳は、機械装置及び運搬具2,661百万円、建物及び構築物950百万円、無形固定資産639百万円、工具、器具及び備品589百万円、建設仮勘定他374百万円であります。
上記の防振ゴム製造設備等は、生産移管に伴う余剰資産や将来の使用見込みがなくなった開発設備等について、帳簿価額を回収可能価額まで減額しております。
上記の特殊金属線製造設備等及び電力機器製造設備等は、事業構造改善の一環として実施した一部事業の撤退等に伴い将来遊休化する見込みである資産について、帳簿価額を回収可能価額まで減額しております。
また、上記のほか、遊休状態にあり将来の用途が定まっていない、又は、将来遊休化する見込みである製造設備等についても、帳簿価額を回収可能価額まで減額しております。
なお、回収可能価額は、主として正味売却価額により測定しており、売却可能価額等に基づいた時価で評価しております。
当連結会計年度(自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日)
当社グループは以下の資産グループについて減損損失を計上しました。
当社グループは、主として事業部別にグルーピングを行っており、合計6,312百万円を特別損失(うち882百万円は事業構造改善費用として表示しております。※7参照)に計上しました。
その内訳は、機械装置及び運搬具2,421百万円、無形固定資産2,242百万円、建物及び構築物1,102百万円、土地272百万円、工具、器具及び備品他275百万円であります。
上記の販売用ソフトウェアは、事業環境の急激な悪化により未償却残高が翌期以降の見込販売収益の額を上回ることとなったため、当該超過額を損失処理しております。
上記の防振ゴム製造設備等、光ファイバ・ケーブル製造設備等及び光・電子デバイス製品製造設備等は、収益性の低下に伴い帳簿価額を回収可能価額まで減額しております。
上記の自動車用ホース製造設備等は、事業構造改善の一環として実施した事業拠点の再編に伴い将来遊休化する見込みである資産について、帳簿価額を回収可能価額まで減額しております。
また、上記のほか、遊休状態にあり将来の用途が定まっていない、又は、将来遊休化する見込みである製造設備等についても、帳簿価額を回収可能価額まで減額しております。
なお、回収可能価額は、主として正味売却価額により測定しており、売却可能価額等に基づいた時価で評価しております。
※7 事業構造改善費用
前連結会計年度(自 平成24年4月1日 至 平成25年3月31日)
一部の連結子会社で事業構造改善の一環として実施した、主に光・電子デバイス事業での事業環境の急激な悪化に対応した事業構造の抜本的な見直しや、海外の自動車関連事業での生産拠点の再編に伴うものであり、主な内容は、たな卸資産評価損3,455百万円及び減損損失2,627百万円であります。
当連結会計年度(自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日)
当社及び一部の連結子会社で事業環境の急激な悪化に対応して実施した事業拠点の再編に伴うものであり、主な内容は、減損損失882百万円及び特別退職金699百万円であります。
(連結包括利益計算書関係)
※ その他の包括利益に係る組替調整額及び税効果額
| 前連結会計年度 (自 平成24年4月1日 至 平成25年3月31日) | 当連結会計年度 (自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日) | |
| その他有価証券評価差額金: | ||
| 当期発生額 | 18,599百万円 | 25,479百万円 |
| 組替調整額 | △5,062 | 137 |
| 税効果調整前 | 13,537 | 25,616 |
| 税効果額 | △3,426 | △8,624 |
| その他有価証券評価差額金 | 10,111 | 16,992 |
| 繰延ヘッジ損益: | ||
| 当期発生額 | △521 | △211 |
| 組替調整額 | △4 | △5 |
| 税効果調整前 | △525 | △216 |
| 税効果額 | 169 | 88 |
| 繰延ヘッジ損益 | △356 | △128 |
| 為替換算調整勘定: | ||
| 当期発生額 | 52,795 | 37,302 |
| 組替調整額 | 24 | 279 |
| 税効果調整前 | 52,819 | 37,581 |
| 税効果額 | - | - |
| 為替換算調整勘定 | 52,819 | 37,581 |
| 持分法適用会社に対する持分相当額: | ||
| 当期発生額 | 9,931 | 23,221 |
| 組替調整額 | 142 | △372 |
| 持分法適用会社に対する持分相当額 | 10,073 | 22,849 |
| その他の包括利益合計 | 72,647 | 77,294 |
(注)持分法適用会社に対する持分相当額の組替調整額は資産の取得原価調整額を含めて表示しております。
(連結株主資本等変動計算書関係)
前連結会計年度(自 平成24年4月1日 至 平成25年3月31日)
1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項
| 当連結会計年度期首株式数(千株) | 当連結会計年度増加株式数(千株) | 当連結会計年度減少株式数(千株) | 当連結会計年度末株式数(千株) | |
| 発行済株式 | ||||
| 普通株式 | 793,941 | - | - | 793,941 |
| 合計 | 793,941 | - | - | 793,941 |
| 自己株式 | ||||
| 普通株式(注)1,2 | 732 | 6 | 0 | 738 |
| 合計 | 732 | 6 | 0 | 738 |
(注)1.普通株式の自己株式の株式数の増加6千株は、単元未満株式の買取による増加3千株、持分法適用関連会社
が取得した自己株式(当社株式)の当社帰属分3千株であります。
2.普通株式の自己株式の株式数の減少0千株は、単元未満株式の買増請求による減少0千株であります。
2.配当に関する事項
(1) 配当金支払額
| (決議) | 株式の種類 | 配当金の総額 (百万円) | 1株当たり配当額(円) | 基準日 | 効力発生日 |
| 平成24年6月27日定時株主総会 | 普通株式 | 7,933 | 10.00 | 平成24年3月31日 | 平成24年6月28日 |
| 平成24年10月31日取締役会 | 普通株式 | 7,933 | 10.00 | 平成24年9月30日 | 平成24年12月3日 |
(2) 基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの
| (決議) | 株式の種類 | 配当金の総額 (百万円) | 配当の原資 | 1株当たり配当額(円) | 基準日 | 効力発生日 |
| 平成25年6月26日定時株主総会 | 普通株式 | 7,933 | 利益剰余金 | 10.00 | 平成25年3月31日 | 平成25年6月27日 |
3.その他の事項
※ 利益剰余金当期変動額の「その他」は、主に持分法適用関連会社が、米国会計基準に基づいて計上した
「その他の包括利益」に含まれる未認識年金債務に係るものなどであります。
当連結会計年度(自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日)
1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項
| 当連結会計年度期首株式数(千株) | 当連結会計年度増加株式数(千株) | 当連結会計年度減少株式数(千株) | 当連結会計年度末株式数(千株) | |
| 発行済株式 | ||||
| 普通株式 | 793,941 | - | - | 793,941 |
| 合計 | 793,941 | - | - | 793,941 |
| 自己株式 | ||||
| 普通株式(注)1,2 | 738 | 6 | 0 | 744 |
| 合計 | 738 | 6 | 0 | 744 |
(注)1.普通株式の自己株式の株式数の増加6千株は、単元未満株式の買取による増加3千株、持分法適用関連会社
が取得した自己株式(当社株式)の当社帰属分3千株であります。
2.普通株式の自己株式の株式数の減少0千株は、単元未満株式の買増請求による減少0千株であります。
2.配当に関する事項
(1) 配当金支払額
| (決議) | 株式の種類 | 配当金の総額 (百万円) | 1株当たり配当額(円) | 基準日 | 効力発生日 |
| 平成25年6月26日定時株主総会 | 普通株式 | 7,933 | 10.00 | 平成25年3月31日 | 平成25年6月27日 |
| 平成25年10月31日取締役会 | 普通株式 | 7,933 | 10.00 | 平成25年9月30日 | 平成25年12月2日 |
(2) 基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの
| (決議) | 株式の種類 | 配当金の総額 (百万円) | 配当の原資 | 1株当たり配当額(円) | 基準日 | 効力発生日 |
| 平成26年6月26日定時株主総会 | 普通株式 | 9,520 | 利益剰余金 | 12.00 | 平成26年3月31日 | 平成26年6月27日 |
3.その他の事項
※ 利益剰余金当期変動額の「その他」は、持分法適用関連会社が、米国会計基準に基づいて計上した
「その他の包括利益」に含まれる未認識年金債務に係るものの退職給付に係る調整累計額への振替であります。
(連結キャッシュ・フロー計算書関係)
※1 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係
※2 株式の取得により新たに連結子会社となった会社の資産及び負債の主な内訳
前連結会計年度(自 平成24年4月1日 至 平成25年3月31日)
株式の取得により新たに連結子会社となった会社(ダイテック‐ダイナミック フルイド テクノロジーズ
エスピーエー等)の連結開始時の資産及び負債の内訳並びに当該会社株式の取得価額と取得のための支出(純額)との関係は次のとおりであります。
| 流動資産 | 14,365 | 百万円 |
| 固定資産 | 14,810 | |
| のれん | 7,409 | |
| 流動負債 | △23,416 | |
| 固定負債 | △4,142 | |
| 少数株主持分 | △444 | |
| 株式の取得価額 | 8,582 | |
| 現金及び現金同等物 | △824 | |
| 未払金 | △401 | |
| 差引:取得による支出 | 7,357 |
当連結会計年度(自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日)
株式の取得により新たに連結子会社となった会社(アンビス グループ ゲーエムベーハー等)の連結開始時の資産及び負債の内訳並びに当該会社株式の取得価額と取得のための支出(純額)との関係は次のとおりであります。
| 流動資産 | 17,288 | 百万円 |
| 固定資産 | 17,088 | |
| のれん | 11,667 | |
| 流動負債 | △12,888 | |
| 固定負債 | △7,951 | |
| 少数株主持分及び 過年度取得親会社持分等 | △6,982 | |
| 株式の取得価額 | 18,222 | |
| 現金及び現金同等物 | △2,016 | |
| 前連結会計年度における支出 | △305 | |
| 差引:取得による支出 | 15,901 |
(リース取引関係)
(借主側)
1.ファイナンス・リース取引
所有権移転外ファイナンス・リース取引
リース資産の減価償却の方法
リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法によっております。
なお、所有権移転外ファイナンス・リース取引のうち、リース取引開始日が、平成20年3月31日以前のリース取引については、通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理によっており、その内容は次のとおりであります。
(1)リース物件の取得価額相当額、減価償却累計額相当額及び期末残高相当額
| (単位:百万円) |
| (単位:百万円) |
(注) 取得価額相当額は、未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占める割合が低いため、支払利子
込み法により算定しております。
(2)未経過リース料期末残高相当額等
| (単位:百万円) |
| 前連結会計年度 (平成25年3月31日) | 当連結会計年度 (平成26年3月31日) | |
| 未経過リース料期末残高相当額 | ||
| 1年内 | 144 | 136 |
| 1年超 | 631 | 495 |
| 合計 | 775 | 631 |
(注) 未経過リース料期末残高相当額は、未経過リース料期末残高が有形固定資産の期末残高等に占める割合が低い
ため、支払利子込み法により算定しております。
(3)支払リース料及び減価償却費相当額
| (単位:百万円) |
| 前連結会計年度 (自 平成24年4月1日 至 平成25年3月31日) | 当連結会計年度 (自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日) | |
| 支払リース料 | 182 | 144 |
| 減価償却費相当額 | 182 | 144 |
(4)減価償却費相当額の算定方法
リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法によっております。
2.オペレーティング・リース取引
オペレーティング・リース取引のうち解約不能のものに係る未経過リース料
| (単位:百万円) |
| 前連結会計年度 (平成25年3月31日) | 当連結会計年度 (平成26年3月31日) | |
| 1年内 | 2,758 | 3,425 |
| 1年超 | 6,738 | 9,267 |
| 合計 | 9,496 | 12,692 |
(金融商品関係)
1.金融商品の状況に関する事項
(1) 金融商品に対する取組方針
当社グループは、事業運営に必要な設備資金や運転資金等をキャッシュ・フロー計画に基づき調達(主に銀行借入や社債発行)しております。一時的な余資は安全性の高い金融資産で運用しております。また、デリバティブは、後述するリスクを回避するために利用しており、投機的な取引は行わない方針であります。
(2) 金融商品の内容及びそのリスク
営業債権である受取手形及び売掛金は、顧客の信用リスクに晒されております。また、グローバルに事業を展開していることから生じている外貨建営業債権は、為替の変動リスクに晒されておりますが、原則として外貨建営業債務をネットしたポジションについて先物為替予約取引等を利用してヘッジしております。有価証券及び投資有価証券は、主に取引先企業との長期的な取引関係の維持構築等のために保有する株式等であり、市場価格の変動リスクに晒されております。
営業債務である支払手形及び買掛金は、ほとんど1年以内の支払期日であります。また、その一部には、原料等の輸入に伴う外貨建のものがあり、為替の変動リスクに晒されておりますが、恒常的に同じ外貨建の売掛金残高の範囲内にあります。借入金及び社債は、主に設備投資や運転資金等に必要な資金の調達を目的としたものであります。このうち一部は、金利変動に伴うキャッシュ・フロー変動リスク又は公正価値の変動リスクをヘッジするためデリバティブ取引(金利スワップ取引等)を利用しております。
デリバティブ取引は、外貨建債権債務に係る為替の変動リスクに対するヘッジ取引を目的とした先物為替予約取引等、借入金及び社債に係る金利変動に伴うキャッシュ・フロー変動リスク又は公正価値変動リスクに対するヘッジ取引を目的とした金利スワップ取引等、原材料に係る価格変動リスクに対するヘッジ取引を目的とした商品先渡取引等であります。なお、ヘッジ会計に関するヘッジ手段とヘッジ対象、ヘッジ方針、ヘッジの有効性の評価方法等については、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」の4.(6) (重要なヘッジ会計の方法) に記載しております。
(3) 金融商品に係るリスク管理体制
① 信用リスク(取引先の契約不履行等に係るリスク)の管理
当社は、与信管理規程に従い、営業債権について、各事業部門における営業部門が主要な取引先の状況を定期的にモニタリングし、取引相手ごとに期日及び残高を管理するとともに、財務状況等の悪化等による回収懸念の早期把握や軽減を図っております。連結子会社についても、当社の与信管理規程に準じて、同様の管理を行っております。
デリバティブ取引の利用にあたっては、カウンターパーティーリスクを軽減するために、信用力の高い金融機関及び商社とのみ取引を行っております。
② 市場リスク(為替や金利等の変動リスク)の管理
当社及び一部の連結子会社は、外貨建債権債務について、通貨別月別に把握された為替の変動リスクに対して、原則として先物為替予約取引等を利用してヘッジしております。予定取引により確実に発生すると見込まれる外貨建営業債権債務に対しても原則として先物為替予約取引等を行っております。また、当社及び一部の連結子会社は、借入金及び社債等の金融商品に係る金利変動に伴うキャッシュ・フローの変動リスク又は公正価値の変動リスクを抑制するために、金利スワップ取引等を利用しております。
有価証券及び投資有価証券については、定期的に時価や発行体(取引先企業)の財務状況等を把握し、継続保有の必要性を見直しております。
デリバティブ取引については、当社は取引権限や限度額等を定めたデリバティブ取引管理規程に基づき、取引主管部署が取引・記帳を行い、管理業務担当部署において契約先と残高照合等を行っております。一部の連結子会社についても、当社のデリバティブ取引管理規程に準じて、管理を行っております。
③ 資金調達に係る流動性リスク(支払期日に支払いを実行できなくなるリスク)の管理
当社は、各部署からの報告に基づき財務部が適時にキャッシュ・フロー計画を作成・更新するとともに、事業運営に必要な手許流動性を維持することなどにより管理しております。連結子会社についても、当社の運営方針に準じて管理を行っております。
(4) 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額が含まれております。当該価額の算定においては変動要因を織り込んでいるため、異なる前提条件等を採用することにより、当該価額が変動することもあります。
また、「デリバティブ取引関係」注記におけるデリバティブ取引に関する契約額等については、その金額自体がデリバティブ取引に係る市場リスクを示すものではありません。
2.金融商品の時価等に関する事項
連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものは、次表には含めておりません((注)2.参照)。
前連結会計年度(平成25年3月31日)
| 連結貸借対照表計上額 (百万円) | 時価 (百万円) | 差額 (百万円) | |
| (1) 現金及び預金 | 172,637 | 172,637 | - |
| (2) 受取手形及び売掛金 | 502,000 | 502,000 | - |
| (3) 有価証券及び投資有価証券 | 269,199 | 348,523 | 79,324 |
| 資産計 | 943,836 | 1,023,160 | 79,324 |
| (1) 支払手形及び買掛金 | 300,669 | 300,669 | - |
| (2) 短期借入金 | 167,961 | 167,961 | - |
| (3) 社債 | 76,850 | 77,890 | 1,040 |
| (4) 長期借入金 | 238,608 | 241,462 | 2,854 |
| 負債計 | 784,088 | 787,982 | 3,894 |
| デリバティブ取引(*) | (223) | (223) | - |
(*) デリバティブ取引によって生じた正味の債権・債務は純額で表示しており、合計で正味の債務となる項目については( )で示しております。
当連結会計年度(平成26年3月31日)
| 連結貸借対照表計上額 (百万円) | 時価 (百万円) | 差額 (百万円) | |
| (1) 現金及び預金 | 161,797 | 161,797 | - |
| (2) 受取手形及び売掛金 | 563,599 | 563,599 | - |
| (3) 有価証券及び投資有価証券 | 325,564 | 403,341 | 77,777 |
| 資産計 | 1,050,960 | 1,128,737 | 77,777 |
| (1) 支払手形及び買掛金 | 329,021 | 329,021 | - |
| (2) 短期借入金 | 215,379 | 215,379 | - |
| (3) 社債 | 56,850 | 57,485 | 635 |
| (4) 長期借入金 | 258,954 | 261,887 | 2,933 |
| 負債計 | 860,204 | 863,772 | 3,568 |
| デリバティブ取引(*) | (196) | (196) | - |
(*) デリバティブ取引によって生じた正味の債権・債務は純額で表示しており、合計で正味の債務となる項目については( )で示しております。
(注)1.金融商品の時価の算定方法並びに有価証券及びデリバティブ取引に関する事項
資 産
(1) 現金及び預金、並びに (2) 受取手形及び売掛金
これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっております。
(3) 有価証券及び投資有価証券
有価証券は、短期間で決済されるため、時価は帳簿価額とほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっております。投資有価証券は、市場価格のあるものは、市場価格によっており、市場価格のないものは、対象金融資産から発生する将来キャッシュ・フローを割り引くことにより算定しております。また、保有目的ごとの有価証券に関する事項については、「有価証券関係」注記をご参照下さい。
負 債
(1) 支払手形及び買掛金
これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっております。
(2) 短期借入金
これらは1年以内に弁済期限が到来するため、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっております。
(3) 社債
これらの時価は、市場価格に基づいております。
(4) 長期借入金
これらの時価は、元利金の合計額を、新規に同様の借入を行った場合に想定される利率で割り引いた現在価値により算定しております。
デリバティブ取引
「デリバティブ取引関係」注記をご参照下さい。
2.時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品
(単位:百万円)
| 区分 | 前連結会計年度 (平成25年3月31日) | 当連結会計年度 (平成26年3月31日) |
| 非上場株式等(その他有価証券) | 8,031 | 7,639 |
| 非上場関連会社株式等 | 115,768 | 120,660 |
これらについては、市場価格がなく、かつ将来キャッシュ・フローを見積ることなどができず、時価を把握することが極めて困難と認められるため、「(3)有価証券及び投資有価証券」には含めておりません。
3.金銭債権及び満期のある有価証券の連結決算日後の償還予定額
前連結会計年度(平成25年3月31日)
| 1年以内(百万円) | 1年超5年以内(百万円) | 5年超10年以内(百万円) | 10年超(百万円) | |
| 現金及び預金 | 172,637 | - | - | - |
| 受取手形及び売掛金 | 501,993 | 7 | - | - |
| 有価証券及び投資有価証券 | ||||
| 満期保有目的の債券 | ||||
| (1) 国債・地方債等 | - | - | - | - |
| (2) 社債 | - | - | - | - |
| その他有価証券のうち満期が あるもの | ||||
| (1) 債券 | - | - | - | - |
| (2) その他 | 4,000 | - | - | - |
| 合計 | 678,630 | 7 | - | - |
当連結会計年度(平成26年3月31日)
| 1年以内(百万円) | 1年超5年以内(百万円) | 5年超10年以内(百万円) | 10年超(百万円) | |
| 現金及び預金 | 161,797 | - | - | - |
| 受取手形及び売掛金 | 563,590 | 9 | - | - |
| 有価証券及び投資有価証券 | ||||
| 満期保有目的の債券 | ||||
| (1) 国債・地方債等 | - | - | - | - |
| (2) 社債 | - | - | - | - |
| その他有価証券のうち満期が あるもの | ||||
| (1) 債券 | - | - | - | - |
| (2) その他 | - | - | - | - |
| 合計 | 725,387 | 9 | - | - |
4.社債、長期借入金、リース債務及びその他の有利子負債の連結決算日後の返済予定額
前連結会計年度(平成25年3月31日)
| 1年以内 (百万円) | 1年超 2年以内 (百万円) | 2年超 3年以内 (百万円) | 3年超 4年以内 (百万円) | 4年超 5年以内 (百万円) | 5年超 (百万円) | |
| 短期借入金 | 143,734 | - | - | - | - | - |
| 社債 | 20,000 | 10,620 | 10,620 | 10,610 | 15,000 | 10,000 |
| 長期借入金 | 24,227 | 73,118 | 15,628 | 34,974 | 10,437 | 104,451 |
| リース債務 | 795 | 677 | 352 | 200 | 117 | 9 |
| 合計 | 188,756 | 84,415 | 26,600 | 45,784 | 25,554 | 114,460 |
当連結会計年度(平成26年3月31日)
| 1年以内 (百万円) | 1年超 2年以内 (百万円) | 2年超 3年以内 (百万円) | 3年超 4年以内 (百万円) | 4年超 5年以内 (百万円) | 5年超 (百万円) | |
| 短期借入金 | 141,352 | - | - | - | - | - |
| 社債 | 10,620 | 10,620 | 10,610 | 15,000 | - | 10,000 |
| 長期借入金 | 74,027 | 17,036 | 41,173 | 20,952 | 25,350 | 154,443 |
| リース債務 | 1,070 | 384 | 279 | 203 | 95 | 1,427 |
| 合計 | 227,069 | 28,040 | 52,062 | 36,155 | 25,445 | 165,870 |
(有価証券関係)
1.その他有価証券
前連結会計年度(平成25年3月31日)
(注)非上場株式等(連結貸借対照表計上額8,031百万円)については、市場価格がなく、かつ将来キャッシュ・フロー
を見積ることなどができず、時価を把握することが極めて困難と認められるため、上表の「その他有価証券」に
は含めておりません。
当連結会計年度(平成26年3月31日)
(注)非上場株式等(連結貸借対照表計上額7,639百万円)については、市場価格がなく、かつ将来キャッシュ・フロー
を見積ることなどができず、時価を把握することが極めて困難と認められるため、上表の「その他有価証券」に
は含めておりません。
2.売却したその他有価証券
前連結会計年度(自 平成24年4月1日 至 平成25年3月31日)
| 種類 | 売却額 (百万円) | 売却益の合計額(百万円) | 売却損の合計額(百万円) |
| (1) 株式 | 9,922 | 6,682 | - |
| (2) 債券 | |||
| ① 国債・地方債等 | - | - | - |
| ② 社債 | - | - | - |
| ③ その他 | - | - | - |
| (3) その他 | - | - | - |
| 合計 | 9,922 | 6,682 | - |
当連結会計年度(自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日)
| 種類 | 売却額 (百万円) | 売却益の合計額(百万円) | 売却損の合計額(百万円) |
| (1) 株式 | 495 | 187 | 1 |
| (2) 債券 | |||
| ① 国債・地方債等 | - | - | - |
| ② 社債 | - | - | - |
| ③ その他 | - | - | - |
| (3) その他 | - | - | - |
| 合計 | 495 | 187 | 1 |
3.減損処理を行った有価証券
前連結会計年度(自 平成24年4月1日 至 平成25年3月31日)
有価証券について2,069百万円(その他有価証券の株式1,720百万円、非連結子会社株式349百万円)減損処理を行っております。
当連結会計年度(自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日)
有価証券について1,246百万円(その他有価証券の株式925百万円、非連結子会社株式133百万円、持分法非適用関連会社株式188百万円)減損処理を行っております。
(デリバティブ取引関係)
1.ヘッジ会計が適用されていないデリバティブ取引
(1) 通貨関連
前連結会計年度(平成25年3月31日)
(注)時価の算定方法 取引先金融機関等から提示された価格等に基づき算定しております。
当連結会計年度(平成26年3月31日)
(注)時価の算定方法 取引先金融機関等から提示された価格等に基づき算定しております。
(2) 商品関連
前連結会計年度(平成25年3月31日)
(注)時価の算定方法 取引先ブローカー等から提示された価格等に基づき算定しております。
当連結会計年度(平成26年3月31日)
(注)時価の算定方法 取引先ブローカー等から提示された価格等に基づき算定しております。
2.ヘッジ会計が適用されているデリバティブ取引
(1) 通貨関連
前連結会計年度(平成25年3月31日)
(*) 為替予約等の振当処理によるものは、ヘッジ対象とされている外貨建債権債務と一体として処理されている
ため、その時価は、当該外貨建債権債務の時価に含めて記載しております。
(注)時価の算定方法 先物為替相場等に基づいて算定しております。
当連結会計年度(平成26年3月31日)
(*) 為替予約等の振当処理によるものは、ヘッジ対象とされている外貨建債権債務と一体として処理されている
ため、その時価は、当該外貨建債権債務の時価に含めて記載しております。
(注)時価の算定方法 先物為替相場等に基づいて算定しております。
(2) 金利関連
前連結会計年度(平成25年3月31日)
(*) 金利スワップの特例処理によるものは、ヘッジ対象とされている借入金と一体として処理されているため、
その時価は、当該借入金の時価に含めて記載しております。
(注)時価の算定方法 取引先金融機関等から提示された価格等に基づき算定しております。
当連結会計年度(平成26年3月31日)
(*) 金利スワップの特例処理によるものは、ヘッジ対象とされている借入金と一体として処理されているため、
その時価は、当該借入金の時価に含めて記載しております。
(注)時価の算定方法 取引先金融機関等から提示された価格等に基づき算定しております。
(3) 商品関連
前連結会計年度(平成25年3月31日)
(注)時価の算定方法 取引先ブローカー等から提示された価格等に基づき算定しております。
当連結会計年度(平成26年3月31日)
(注)時価の算定方法 取引先ブローカー等から提示された価格等に基づき算定しております。
(退職給付関係)
前連結会計年度(自 平成24年4月1日 至 平成25年3月31日)
1.採用している退職給付制度の概要
当社及び国内連結子会社は、確定給付型の制度として、企業年金基金制度、厚生年金基金制度、退職一時金制度及び社内年金制度等を設けております。また、当社及び一部の国内連結子会社は、確定拠出年金制度及び前払退職金制度を設けております。なお、従業員の退職等に関して、退職給付会計に準拠した数理計算による退職給付債務の対象とされない割増退職金を支払う場合があります。
また、当社及び一部の国内連結子会社の企業年金基金制度、退職一時金制度及び社内年金制度等において退職給付信託を設定しております。
なお、一部の海外連結子会社では確定給付型の制度を設けております。
2.退職給付債務に関する事項 (単位:百万円)
| イ. | 退職給付債務 | △273,815 | |
| ロ. | 年金資産 | 261,956 | |
| ハ. | 未積立退職給付債務(イ+ロ) | △11,859 | |
| ニ. | 未認識数理計算上の差異 | 44,286 | |
| ホ. | 未認識過去勤務債務(債務の減額) | △1,143 | |
| ヘ. | 連結貸借対照表計上額純額(ハ+ニ+ホ) | 31,284 | |
| ト. | 前払年金費用 | 63,432 | |
| チ. | 退職給付引当金(ヘ-ト) | △32,148 |
(注)一部の連結子会社は、退職給付債務の算定にあたり、簡便法を採用しております。
3.退職給付費用に関する事項 (単位:百万円)
(注)1.上記退職給付費用以外に、当社及び一部の連結子会社において、割増退職金を323百万円計上しており
ます。
2.「イ.勤務費用」は、企業年金基金及び厚生年金基金に対する従業員拠出額を控除しております。
3.簡便法を採用している連結子会社の退職給付費用は「イ.勤務費用」に計上しております。
4.「ト.その他」は、当社及び一部の国内連結子会社における確定拠出年金制度への掛金支払額
2,503百万円及び前払退職金制度の費用計上額503百万円等であります。
4.退職給付債務等の計算の基礎に関する事項
イ.退職給付見込額の期間配分方法
期間定額基準(一部の連結子会社はポイント基準)
ロ.割引率
主として1.6%
ハ.期待運用収益率
0.0~6.1%
ニ.過去勤務債務の額の処理年数
一部の連結子会社は、発生年度の従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(主として15年)で定額法により処理し、また、一部の連結子会社は、発生時に一括して処理しております。
ホ.数理計算上の差異の処理年数
当社及び一部の連結子会社は、発生時の従業員の平均残存勤務期間(主として15年)で、また、一部の連結子会社は、発生時の従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(主として15年)で、定額法により按分した額をそれぞれ発生年度の翌連結会計年度から処理しております。
なお、一部の連結子会社は、発生時に一括して処理しております。
当連結会計年度(自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日)
(退職給付に係る注記)
1.採用している退職給付制度の概要
当社及び国内連結子会社は、確定給付型の制度として、企業年金基金制度、厚生年金基金制度、退職一時金制度及び社内年金制度等を設けております。また、当社及び一部の国内連結子会社は、確定拠出年金制度及び前払退職金制度を設けております。なお、従業員の退職等に関して、退職給付会計に準拠した数理計算による退職給付債務の対象とされない割増退職金を支払う場合があります。
また、当社及び一部の国内連結子会社の企業年金基金制度、退職一時金制度及び社内年金制度等において退職給付信託を設定しております。
なお、一部の海外連結子会社では確定給付型の制度及び確定拠出年金制度を設けております。
また、一部の連結子会社は、退職給付債務の算定にあたり、簡便法を採用しております。
2.確定給付制度
(1)退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表(簡便法を適用した制度を除く。)
| 退職給付債務の期首残高 | 269,802 | 百万円 |
| 勤務費用 | 11,311 | |
| 利息費用 | 4,876 | |
| 数理計算上の差異の発生額 | 2,010 | |
| 退職給付の支払額 | △13,730 | |
| その他 | 7,162 | |
| 退職給付債務の期末残高 | 281,431 |
(2)年金資産の期首残高と期末残高の調整表(簡便法を適用した制度を除く。)
| 年金資産の期首残高 | 260,048 | 百万円 |
| 期待運用収益 | 3,168 | |
| 数理計算上の差異の発生額 | 31,499 | |
| 事業主からの拠出額 | 14,851 | |
| 退職給付の支払額 | △8,930 | |
| 退職給付信託の返還 | △5,125 | |
| その他 | 4,769 | |
| 年金資産の期末残高 | 300,280 |
(3)簡便法を適用した制度の、退職給付に係る負債(又は資産)の期首残高と期末残高の調整表
| 退職給付に係る負債(又は資産)の期首残高 | 2,105 | 百万円 |
| 退職給付費用 | 236 | |
| 退職給付の支払額 | △104 | |
| 制度への拠出額 | △310 | |
| その他 | 112 | |
| 退職給付に係る負債(又は資産)の期末残高 | 2,039 |
(4)退職給付債務及び年金資産の期末残高と連結貸借対照表に計上された退職給付に係る負債及び
退職給付に係る資産の調整表
| 積立型制度の退職給付債務 | 266,706 | 百万円 |
| 年金資産 | △303,394 | |
| △36,688 | ||
| 非積立型制度の退職給付債務 | 19,878 | |
| 連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額 | △16,810 | |
| 退職給付に係る負債 | 47,507 | |
| 退職給付に係る資産 | △64,317 | |
| 連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額 | △16,810 |
(注)簡便法を適用した制度を含みます。
(5)退職給付費用及びその内訳項目の金額
| 勤務費用 | 11,311 | 百万円 |
| 利息費用 | 4,876 | |
| 期待運用収益 | △3,168 | |
| 数理計算上の差異の費用処理額 | 8,370 | |
| 過去勤務費用の費用処理額 | △235 | |
| 簡便法で計算した退職給付費用 | 236 | |
| 退職給付信託返還益 | △1,487 | |
| その他 | 942 | |
| 確定給付制度に係る退職給付費用 | 20,845 |
(6)退職給付に係る調整累計額
退職給付に係る調整累計額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりであります。
| 未認識過去勤務費用 | △921 | 百万円 |
| 未認識数理計算上の差異 | 7,586 | |
| 合計 | 6,665 |
(7)年金資産に関する事項
①年金資産の主な内訳
年金資産合計に対する主な分類ごとの比率は、次のとおりであります。
| 株式 | 54.1 | % |
| 債券 | 24.6 | |
| 一般勘定 | 10.1 | |
| 現金及び預金 | 1.5 | |
| その他 | 9.7 | |
| 合計 | 100.0 |
(注)年金資産合計には、企業年金制度に対して設定した退職給付信託が48.1%含まれております。
②長期期待運用収益率の設定方法
年金資産の長期期待運用収益率を決定するため、現在及び予想される年金資産の配分と、年金資産を構成する多様な資産からの現在及び将来期待される長期の収益率を考慮しております。
(8)数理計算上の計算基礎に関する事項
当連結会計年度末における主要な数理計算上の計算基礎(加重平均で表わしている。)
| 割引率 | 1.9% |
| 長期期待運用収益率 | 1.2% |
(注)確定給付制度には、一部の連結子会社が加入している複数事業主による企業年金制度が含まれております。
3.確定拠出制度及び前払退職金制度
当社及び連結子会社の確定拠出制度及び前払退職金制度の要支払額は、4,919百万円でありました。
(税効果会計関係)
1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳
| 前連結会計年度 (平成25年3月31日) | 当連結会計年度 (平成26年3月31日) | ||
| 繰延税金資産 | |||
| 繰越欠損金 | 41,324百万円 | 48,361百万円 | |
| 固定資産 | 18,461 | 19,865 | |
| 退職給付引当金 | 11,114 | - | |
| 退職給付に係る負債 | - | 17,031 | |
| 未払賞与 | 11,950 | 12,212 | |
| たな卸資産 | 7,762 | 8,155 | |
| 未実現利益 | 7,799 | 8,132 | |
| 投資有価証券 | 4,510 | 4,445 | |
| 未払事業税 | 1,036 | 1,138 | |
| 貸倒引当金 | 929 | 1,132 | |
| 未払確定拠出年金移行金 | 336 | - | |
| その他 | 21,044 | 20,325 | |
| 繰延税金資産小計 | 126,265 | 140,796 | |
| 評価性引当額 | △47,076 | △54,160 | |
| 繰延税金資産合計 | 79,189 | 86,636 | |
| 繰延税金負債 | |||
| その他有価証券評価差額金 | △40,718 | △49,425 | |
| 連結子会社等の留保利益金 | △18,047 | △22,573 | |
| 前払年金費用 | △12,307 | - | |
| 退職給付に係る資産 | - | △13,633 | |
| 全面時価評価法による評価差額 | △4,334 | △6,926 | |
| 在外連結子会社の減価償却費 | △3,688 | △3,899 | |
| 固定資産圧縮積立金 | △1,376 | △1,324 | |
| その他 | △2,675 | △2,880 | |
| 繰延税金負債合計 | △83,145 | △100,660 | |
| 繰延税金負債の純額 | △3,956 | △14,024 |
2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に重要な差異があるときの、当該差異の原因となった主要な項目別の内訳
| 前連結会計年度 (平成25年3月31日) | 当連結会計年度 (平成26年3月31日) | ||
| 法定実効税率 | 37.9% | 37.9% | |
| (調整) | |||
| 持分法による投資利益 | △9.9 | △9.0 | |
| 交際費の損金不算入額 | 0.5 | 0.6 | |
| 在外連結子会社等からの受取配当金 | 0.9 | 0.6 | |
| 税額控除 | △0.9 | △1.0 | |
| 在外連結子会社と日本の適用税率差異 | △8.9 | △9.0 | |
| 評価性引当額の増減 | 9.0 | 5.5 | |
| 未実現利益 | 0.0 | 0.5 | |
| 連結子会社等の留保利益金の増減 | 4.7 | 2.7 | |
| のれんの償却 | 0.3 | 0.6 | |
| 税率変更による期末繰延税金資産の減額修正 | - | 1.3 | |
| その他 | 7.7 | 5.0 | |
| 税効果会計適用後の法人税等の負担率 | 41.3 | 35.7 |
3.法人税等の税率の変更による繰延税金資産及び繰延税金負債の金額の修正
「所得税法等の一部を改正する法律」(平成26年法律第10号)が平成26年3月31日に公布され、平成26年4月1日以後に開始する連結会計年度から復興特別法人税が課されないことになりました。これに伴い、繰延税金資産及び繰延税金負債の計算に使用する法定実効税率は、平成26年4月1日に開始する連結会計年度に解消が見込まれる一時差異については従来の37.9%から35.6%になります。
この税率変更により、繰延税金資産の金額(繰延税金負債の金額を控除した金額)が1,620百万円減少し、法人税等調整額が1,620百万円増加しております。
(企業結合等関係)
取得による企業結合
1.企業結合の概要
(1) 被取得企業の名称及び事業の内容
| 被取得企業の名称 | アンビス グループ ゲーエムベーハー |
| 事業の内容 | 防振ゴムの製造・販売 |
(2) 企業結合を行った主な理由
今回の買収により、連結子会社である東海ゴム工業㈱の防振ゴム事業において、被取得企業の欧州での販売網や得意とする中・小型自動車向け製品の開発・生産技術を活用し、欧州での供給能力を高め、日系自動車メー
カーへのグローバル供給体制強化と海外自動車メーカーへの参入を推進してまいります。
(3) 企業結合日
平成25年5月28日
(4) 企業結合の法的形式
現金を対価とする株式取得
(5) 結合後企業の名称
変更ありません。
(6) 取得した議決権比率
100%
2.連結財務諸表に含まれる被取得企業の業績の期間
平成25年4月1日をみなし取得日としておりますが、当社の決算日と被取得企業の決算日との間に3か月の差異があるため、連結財務諸表には平成25年4月1日から平成25年12月31日までの被取得企業の業績が含まれております。
3.被取得企業の取得原価及びその内訳
| 取得の対価 | 16,419百万円 |
| 取得に直接要した費用 | 523 |
| 取得原価 | 16,942 |
4.発生したのれんの金額、発生原因、償却方法及び償却期間
(1) 発生したのれんの金額
9,899百万円
(2) 発生原因
取得原価が取得した資産及び引き受けた負債に配分された純額を上回ったため、その超過額をのれんとして計上しております。
(3) 償却方法及び償却期間
10年間にわたる均等償却
5.取得原価の配分におきましては、のれん以外に、無形固定資産として5,634百万円を配分しております。その主要な種類別の内訳は顧客関連資産3,447百万円(償却期間 10年)及び技術関連資産1,597百万円(償却期間 7年)であります。
6.企業結合日に受け入れた資産及び引き受けた負債の額並びにその主な内訳
| 流動資産 | 12,811百万円 |
| 固定資産 | 12,131 |
| 資産合計 | 24,942 |
| 流動負債 | 10,739 |
| 固定負債 | 7,029 |
| 負債合計 | 17,768 |
7.企業結合が当連結会計年度の開始の日に完了したと仮定した場合の当連結会計年度の連結損益計算書に及ぼす影響の概算額及びその算定方法
| 売上高 | 9,429百万円 |
| 税金等調整前当期純利益 | 106 |
| 当期純利益 | 38 |
(概算額の算定方法)
企業結合が当連結会計年度の開始の日に完了したと仮定して算定された売上高及び損益情報と、取得企業の連結損益計算書における売上高及び損益情報との差額を、影響の概算額としております。
なお、当該注記は監査証明を受けておりません。
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
1.報告セグメントの概要
当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、最高意思決定機関である社長が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
当社は、製品の種類、製造方法、販売市場等の類似性を基礎とした事業本部制を採用しており、当社及び当社の関係会社における製品の開発、製造、販売、サービス等の事業を「自動車関連事業」「情報通信関連事業」「エレクトロニクス関連事業」「環境エネルギー関連事業」「産業素材関連事業他」の5事業部門に区分して包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。したがって、当社は、「自動車関連事業」「情報通信関連事業」「エレクトロニクス関連事業」「環境エネルギー関連事業」「産業素材関連事業他」の5つを報告セグメントとしております。
各セグメントの主な事業に係る製品及びサービスは、以下のとおりであります。
(1) 自動車関連事業………………………ワイヤーハーネス、防振ゴム・自動車用ホース、自動車電装部品
(2) 情報通信関連事業……………………光ファイバ・ケーブル、通信用電線ケーブル・機器、光融着接続
機、光データリンク・無線通信用デバイスなどの光・電子デバイス製品、アクセス系ネットワーク機器(GE-PON・CDN関連製品等)・交通制御などのネットワーク・システム製品
(3) エレクトロニクス関連事業…………電子ワイヤー、化合物半導体、電子部品金属材料、電子線照射製
品、フレキシブルプリント回路、ふっ素樹脂製品
(4) 環境エネルギー関連事業……………導電製品、送配電用電線ケーブル・機器、巻線、空気ばね、受変
電設備・制御システムなどの電力機器、ビーム・真空応用装置、電気・電力工事及びエンジニアリング、金属多孔体
(5) 産業素材関連事業他…………………PC鋼材、精密ばね用鋼線、スチールコード、超硬工具、ダイ
ヤ・CBN工具、レーザ用光学部品、焼結部品、半導体放熱基板
2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」における記載と同一であります。
セグメント間の内部収益及び振替高は市場実勢価格に基づいております。
3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 平成24年4月1日 至 平成25年3月31日)
(注)1.調整額は、以下の通りであります。
(1) セグメント利益又は損失(△)の調整額△260百万円は、主に未実現利益の消去であります。
(2) セグメント資産の調整額△30,139百万円は、主にセグメント間債権消去、当社の現金及び預金、投資有価
証券であります。
2.セグメント利益又は損失(△)は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
3.減価償却費には、長期前払費用の償却額を含んでおります。
当連結会計年度(自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日)
(注)1.調整額は、以下の通りであります。
(1) セグメント利益又は損失(△)の調整額△543百万円は、主に未実現利益の消去であります。
(2) セグメント資産の調整額△50,399百万円は、主にセグメント間債権消去、当社の現金及び預金、投資有価証券であります。
2.セグメント利益又は損失(△)は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
3.減価償却費には、長期前払費用の償却額を含んでおります。
4.当連結会計年度より、報告セグメントの名称を「電線・機材・エネルギー関連事業」から「環境エネルギー
関連事業」に変更しております。これに伴い、前連結会計年度のセグメント情報は、変更後の名称を用いております。なお、報告セグメントの区分方法に変更はありません。
【関連情報】
前連結会計年度(自 平成24年4月1日 至 平成25年3月31日)
1.製品及びサービスごとの情報
(単位:百万円)
| ワイヤーハーネス | その他 | 合計 | |
| 外部顧客への売上高 | 809,080 | 1,350,862 | 2,159,942 |
2.地域ごとの情報
(1) 売上高
(単位:百万円)
(注)売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。
(2) 有形固定資産
(単位:百万円)
3.主要な顧客ごとの情報
外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載はありません。
当連結会計年度(自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日)
1.製品及びサービスごとの情報
(単位:百万円)
| ワイヤーハーネス | その他 | 合計 | |
| 外部顧客への売上高 | 982,609 | 1,586,170 | 2,568,779 |
2.地域ごとの情報
(1) 売上高
(単位:百万円)
(注)売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。
(表示方法の変更)
前連結会計年度において「米州」に含めていた「米国」の売上高は、連結損益計算書の売上高の10%を超えたため、当連結会計年度より区分掲記しております。これに伴い、前連結会計年度の「2.地域ごとの情報 (1) 売上高」の組替を行っております。
(2) 有形固定資産
(単位:百万円)
3.主要な顧客ごとの情報
外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載はありません。
【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】
前連結会計年度(自 平成24年4月1日 至 平成25年3月31日)
当連結会計年度(自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日)
【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】
前連結会計年度(自 平成24年4月1日 至 平成25年3月31日)
当連結会計年度(自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日)
【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】
前連結会計年度(自 平成24年4月1日 至 平成25年3月31日)
該当事項はありません。
当連結会計年度(自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日)
該当事項はありません。
【関連当事者情報】
1.関連当事者との取引
前連結会計年度(自 平成24年4月1日 至 平成25年3月31日)
該当事項はありません。
当連結会計年度(自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日)
該当事項はありません。
2.親会社又は重要な関連会社に関する注記
重要な関連会社の要約財務情報
前連結会計年度(自 平成24年4月1日 至 平成25年3月31日)
重要な関連会社である住友ゴム工業㈱の要約財務情報は以下のとおりであります。
| 流動資産合計 | 356,174百万円 |
| 固定資産合計 | 381,353 |
| 流動負債合計 | 252,671 |
| 固定負債合計 | 213,753 |
| 純資産合計 | 271,102 |
| 売上高 | 710,246 |
| 税金等調整前当期純利益 | 64,062 |
| 当期純利益 | 35,451 |
当連結会計年度(自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日)
重要な関連会社である住友ゴム工業㈱の要約財務情報は以下のとおりであります。
| 流動資産合計 | 407,482百万円 |
| 固定資産合計 | 459,981 |
| 流動負債合計 | 313,185 |
| 固定負債合計 | 195,434 |
| 純資産合計 | 358,844 |
| 売上高 | 780,608 |
| 税金等調整前当期純利益 | 74,021 |
| 当期純利益 | 44,794 |
(1株当たり情報)
| 前連結会計年度 (自 平成24年4月1日 至 平成25年3月31日) | 当連結会計年度 (自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日) | |
| 1株当たり純資産額 | 1,352.09円 | 1,499.76円 |
| 1株当たり当期純利益金額 | 47.85円 | 84.15円 |
(注)1.前連結会計年度の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、希薄化効果を有している潜在株式が
存在しないため記載しておりません。
2.当連結会計年度の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載して
おりません。
3.1株当たり当期純利益金額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
| 前連結会計年度 (自 平成24年4月1日 至 平成25年3月31日) | 当連結会計年度 (自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日) | |
| 1株当たり当期純利益金額 | ||
| 当期純利益金額(百万円) | 37,955 | 66,748 |
| 普通株主に帰属しない金額(百万円) | - | - |
| 普通株式に係る当期純利益金額(百万円) | 37,955 | 66,748 |
| 期中平均株式数(千株) | 793,206 | 793,200 |
(重要な後発事象)
取得による企業結合
当社は、当社及び日立金属株式会社が折半出資する持分法適用関連会社の株式会社ジェイ・パワーシステムズを当社の完全子会社とするため、平成26年4月1日に、現金を対価とする株式取得を行いました。
(1)被取得企業の名称及び事業の内容
| 被取得企業の名称 | 株式会社ジェイ・パワーシステムズ |
| 事業の内容 | 送配電用電力ケーブル、架空送電線及びそれらの付属品など関連システムの研究、開発、設計、製造、販売、工事及び輸出 |
(2)企業結合日
平成26年4月1日
(3)企業結合の法的形式
現金を対価とする株式取得
(4)結合後企業の名称
変更ありません。
(5)取得した議決権比率
| 企業結合日前に所有していた議決権比率 | 50% |
| 企業結合日に取得した議決権比率 | 50% |
| 取得後の議決権比率 | 100% |
(6)取得企業を決定するに至った主な根拠
当社が現金を対価とする株式取得により議決権比率の100%を獲得したことによるものであります。
(7)被取得企業の取得の対価
| 企業結合日前に保有していた株式の企業結合日における時価 | 9,030百万円 |
| 企業結合日に取得した株式の時価 | 9,030百万円 |
| 計 | 18,060百万円 |
⑤【連結附属明細表】
【社債明細表】
(注)1.( )内の金額は、1年以内に償還予定の金額で、連結貸借対照表において「1年内償還予定の社債」として表示しております。
2.連結決算日後5年内における償還予定額は以下のとおりであります。
| 1年以内 (百万円) | 1年超2年以内 (百万円) | 2年超3年以内 (百万円) | 3年超4年以内 (百万円) | 4年超5年以内 (百万円) |
| 10,620 | 10,620 | 10,610 | 15,000 | - |
【借入金等明細表】
| 区分 | 当期首残高 (百万円) | 当期末残高 (百万円) | 平均利率 (%) | 返済期限 |
| 短期借入金 | 143,734 | 141,352 | 1.37 | - |
| 1年以内に返済予定の長期借入金 | 24,227 | 74,027 | 0.69 | - |
| 1年以内に返済予定のリース債務 | 795 | 1,070 | - | - |
| 長期借入金 (1年以内に返済予定のものを除く。) | 238,608 | 258,954 | 0.63 | 平成27年 ~平成36年 |
| リース債務 (1年以内に返済予定のものを除く。) | 1,355 | 2,388 | - | 平成27年 ~平成45年 |
| その他有利子負債 | - | - | - | - |
| 合計 | 408,719 | 477,791 | - | - |
(注)1.平均利率については、期末借入金残高に対する加重平均利率を記載しております。
2.リース債務の平均利率については、リース料総額に含まれる利息相当額を控除する前の金額でリース債務を連結貸借対照表に計上しているため、記載しておりません。
3.長期借入金及びリース債務(1年以内に返済予定のものを除く。)の連結決算日後5年内における返済予定額は以下のとおりであります。
| 区分 | 1年超2年以内 (百万円) | 2年超3年以内 (百万円) | 3年超4年以内 (百万円) | 4年超5年以内 (百万円) |
| 長期借入金 | 17,036 | 41,173 | 20,952 | 25,350 |
| リース債務 | 384 | 279 | 203 | 95 |
【資産除去債務明細表】
当連結会計年度期首及び当連結会計年度末における資産除去債務の金額が、当連結会計年度期首及び当連結会計年度末における負債及び純資産の合計額の100分の1以下であるため、連結財務諸表規則第92条の2の規定により記載を省略しております。
(2)【その他】
① 当連結会計年度における四半期情報等
| (累計期間) | 第1四半期 | 第2四半期 | 第3四半期 | 当連結会計年度 |
| 売上高(百万円) | 587,343 | 1,217,611 | 1,867,597 | 2,568,779 |
| 税金等調整前四半期(当期)純利益金額(百万円) | 26,247 | 48,076 | 87,001 | 123,833 |
| 四半期(当期)純利益金額(百万円) | 15,898 | 25,803 | 51,247 | 66,748 |
| 1株当たり四半期(当期) 純利益金額(円) | 20.04 | 32.53 | 64.61 | 84.15 |
| (会計期間) | 第1四半期 | 第2四半期 | 第3四半期 | 第4四半期 |
| 1株当たり四半期純利益金額(円) | 20.04 | 12.49 | 32.08 | 19.54 |
② 自動車関連事業において、同分野の競争法違反行為により損害を被ったとして、米国等において集団訴訟が当社及び当社子会社に対して提起されているほか、一部の自動車メーカーと損害賠償に関する交渉を行っております。
2【財務諸表等】
(1)【財務諸表】
①【貸借対照表】
| (単位:百万円) | ||
| 前事業年度 (平成25年3月31日) | 当事業年度 (平成26年3月31日) | |
| 資産の部 | ||
| 流動資産 | ||
| 現金及び預金 | 20,422 | 14,642 |
| 受取手形 | ※1,※4 15,124 | ※1 16,341 |
| 売掛金 | ※1 188,896 | ※1 212,602 |
| 有価証券 | 4,000 | - |
| たな卸資産 | ※2 17,811 | ※2 23,890 |
| 繰延税金資産 | 7,632 | 6,718 |
| 短期貸付金 | ※1 143,799 | ※1 163,899 |
| その他 | ※1 49,971 | ※1 52,886 |
| 貸倒引当金 | △10,294 | △10,818 |
| 流動資産合計 | 437,361 | 480,160 |
| 固定資産 | ||
| 有形固定資産 | ||
| 建物 | 46,544 | 47,734 |
| 構築物 | 5,651 | 6,074 |
| 機械及び装置 | 15,317 | 17,586 |
| 土地 | 17,262 | 16,947 |
| 建設仮勘定 | 3,309 | 4,453 |
| その他 | 4,424 | 4,879 |
| 有形固定資産合計 | 92,507 | 97,673 |
| 無形固定資産 | ||
| ソフトウエア | 5,239 | 5,105 |
| その他 | 221 | 225 |
| 無形固定資産合計 | 5,460 | 5,330 |
| 投資その他の資産 | ||
| 投資有価証券 | 71,957 | 81,693 |
| 関係会社株式 | 387,589 | 387,799 |
| 長期貸付金 | ※1 26,248 | ※1 22,361 |
| その他 | ※1 57,438 | ※1 54,692 |
| 貸倒引当金 | △116 | △109 |
| 投資損失引当金 | △13,651 | △9,368 |
| 投資その他の資産合計 | 529,465 | 537,068 |
| 固定資産合計 | 627,432 | 640,071 |
| 資産合計 | 1,064,793 | 1,120,231 |
| (単位:百万円) | ||
| 前事業年度 (平成25年3月31日) | 当事業年度 (平成26年3月31日) | |
| 負債の部 | ||
| 流動負債 | ||
| 支払手形 | ※4 906 | 936 |
| 買掛金 | ※1 124,899 | ※1 130,976 |
| 短期借入金 | ※1 56,375 | ※1 98,136 |
| 1年内償還予定の社債 | 10,000 | 10,000 |
| 未払金 | ※1 13,928 | ※1 13,939 |
| 未払費用 | ※1 17,185 | ※1 16,833 |
| その他 | ※1 3,735 | ※1 4,708 |
| 流動負債合計 | 227,028 | 275,528 |
| 固定負債 | ||
| 社債 | 20,000 | 10,000 |
| 長期借入金 | 199,214 | 199,633 |
| 繰延税金負債 | 1,499 | 2,313 |
| 債務保証損失引当金 | 1,334 | 1,169 |
| その他 | 1,511 | 1,723 |
| 固定負債合計 | 223,558 | 214,838 |
| 負債合計 | 450,586 | 490,366 |
| 純資産の部 | ||
| 株主資本 | ||
| 資本金 | 99,737 | 99,737 |
| 資本剰余金 | ||
| 資本準備金 | 177,660 | 177,660 |
| その他資本剰余金 | 23 | 23 |
| 資本剰余金合計 | 177,683 | 177,683 |
| 利益剰余金 | ||
| 利益準備金 | 18,329 | 18,329 |
| その他利益剰余金 | ||
| 別途積立金 | 275,440 | 275,440 |
| 繰越利益剰余金 | 20,361 | 28,669 |
| 利益剰余金合計 | 314,130 | 322,438 |
| 自己株式 | △554 | △560 |
| 株主資本合計 | 590,996 | 599,298 |
| 評価・換算差額等 | ||
| その他有価証券評価差額金 | 23,383 | 30,802 |
| 繰延ヘッジ損益 | △172 | △235 |
| 評価・換算差額等合計 | 23,211 | 30,567 |
| 純資産合計 | 614,207 | 629,865 |
| 負債純資産合計 | 1,064,793 | 1,120,231 |
②【損益計算書】
| (単位:百万円) | ||
| 前事業年度 (自 平成24年4月1日 至 平成25年3月31日) | 当事業年度 (自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日) | |
| 売上高 | ※1 779,753 | ※1 832,484 |
| 売上原価 | ※1 720,371 | ※1 767,131 |
| 売上総利益 | 59,382 | 65,353 |
| 販売費及び一般管理費 | ※1,2 67,188 | ※1,2 70,424 |
| 営業損失(△) | △7,806 | △5,071 |
| 営業外収益 | ||
| 受取利息及び受取配当金 | ※1 27,322 | ※1 33,669 |
| その他 | ※1 2,613 | ※1 3,131 |
| 営業外収益合計 | 29,935 | 36,800 |
| 営業外費用 | ||
| 支払利息 | ※1 2,318 | ※1 2,331 |
| その他 | ※1 5,647 | ※1 3,976 |
| 営業外費用合計 | 7,965 | 6,307 |
| 経常利益 | 14,164 | 25,422 |
| 特別利益 | ||
| 投資有価証券売却益 | 326 | ※3 701 |
| 子会社清算分配金 | - | 6,286 |
| 投資損失引当金戻入額 | - | 4,283 |
| 特別利益合計 | 326 | 11,270 |
| 特別損失 | ||
| 固定資産除却損 | ※4 1,602 | ※4 2,029 |
| 投資有価証券評価損 | 1,495 | ※5 4,944 |
| 減損損失 | 300 | 851 |
| 和解金 | - | 4,830 |
| 事業構造改善費用 | ※6 828 | - |
| 特別損失合計 | 4,225 | 12,654 |
| 税引前当期純利益 | 10,265 | 24,038 |
| 法人税、住民税及び事業税 | 1,090 | 1,582 |
| 法人税等調整額 | △1,230 | △1,719 |
| 法人税等合計 | △140 | △137 |
| 当期純利益 | 10,405 | 24,175 |
③【株主資本等変動計算書】
前事業年度(自 平成24年4月1日 至 平成25年3月31日)
当事業年度(自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日)
【注記事項】
(重要な会計方針)
1.資産の評価基準及び評価方法
(1) 有価証券の評価基準及び評価方法
①子会社株式及び関連会社株式
移動平均法による原価法を採用しております。
②その他有価証券
時価のあるもの
決算日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定)を採用しております。
時価のないもの
移動平均法による原価法を採用しております。
(2) デリバティブの評価基準及び評価方法
時価法を採用しております。
(3) たな卸資産の評価基準及び評価方法
主として総平均法による原価法(貸借対照表価額については収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により算定)を採用しております。
2.固定資産の減価償却の方法
有形固定資産
定額法を採用しております。
3.引当金の計上基準
(1) 貸倒引当金
債権の貸倒による損失に備えるため、一般債権については、貸倒実績率により算定した額を、貸倒懸念債権に
ついては、担保処分等による回収見込額を控除した残額のうち債務者の財政状況等を考慮して算定した額を、破
産更生債権等については、担保処分等による回収見込額を控除した残額をそれぞれ貸倒見積額として計上してお
ります。
(2) 退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務及び年金資産の額に基づき計上しており
ます。
なお、数理計算上の差異は、各事業年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間(15年)で定額法により按分した額をそれぞれ発生年度の翌事業年度から処理しております。
(3) 投資損失引当金
子会社等に対する投資に係る損失に備えるため、当該会社の財政状態等を勘案して必要額を計上しております。
(4) 債務保証損失引当金
子会社等の借入等に対して差入れを行っている保証債務等の履行によって生ずる損失に備えるため、当該会
社等の財政状態等を勘案して個別に算定した損失見込額を計上しております。
4.その他財務諸表作成のための基本となる重要な事項
(1) 退職給付に係る会計処理
退職給付に係る未認識数理計算上の差異の未処理額の会計処理の方法は、連結財務諸表における会計処理の方法と異なっております。
(2) 消費税等の会計処理
消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっております。
(表示方法の変更)
貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、有形固定資産等明細表、引当金明細表については、財務諸表等規則第127条第1項に定める様式に基づいて作成しております。
また、財務諸表等規則第127条第2項に掲げる各号の注記については、各号の会社計算規則に掲げる事項の注記に変更しております。
なお、以下の事項について、記載を省略しております。
・財務諸表等規則第8条の6に定めるリース取引に関する注記については、同条第4項により、記載を省略しており
ます。
・財務諸表等規則第26条に定める減価償却累計額の注記については、同条第2項により、記載を省略しております。
・財務諸表等規則第68条の4に定める1株当たり純資産額の注記については、同条第3項により、記載を省略してお
ります。
・財務諸表等規則第75条に定める製造原価明細書については、同条第2項ただし書きにより、記載を省略しておりま
す。
・財務諸表等規則第86条に定める研究開発費の注記については、同条第2項により、記載を省略しております。
・財務諸表等規則第95条の3の2に定める減損損失の注記については、同条第2項により、記載を省略しておりま
す。
・財務諸表等規則第95条の5の2に定める1株当たり当期純損益金額に関する注記については、同条第3項により、
記載を省略しております。
・財務諸表等規則第95条の5の3に定める潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額に関する注記については、同条
第4項により、記載を省略しております。
・財務諸表等規則第107条に定める自己株式に関する注記については、同条第2項により、記載を省略しておりま
す。
・財務諸表等規則第121条第1項第1号に定める有価証券明細表については、同条第3項により、記載を省略してお
ります。
(貸借対照表関係)
※1 関係会社に対する金銭債権及び金銭債務(区分表示したものを除く)
| 前事業年度 (平成25年3月31日) | 当事業年度 (平成26年3月31日) | |
| 短期金銭債権 | 297,323百万円 | 330,459百万円 |
| 短期金銭債務 | 143,974 | 144,577 |
| 長期金銭債権 | 26,089 | 22,195 |
※2 たな卸資産の内訳
| 前事業年度 (平成25年3月31日) | 当事業年度 (平成26年3月31日) | |
| 製品 | 1,947百万円 | 2,027百万円 |
| 仕掛品 | 10,352 | 15,584 |
| 原材料及び貯蔵品 | 5,512 | 6,279 |
3 保証債務
上記のうち、( )内書は自己負担額を示しております。
※4 期末日満期手形
期末日満期手形の会計処理については、満期日に決済が行われたものとして処理しております。期末日満期手形の金額は、次のとおりであります。
| 前事業年度 (平成25年3月31日) | 当事業年度 (平成26年3月31日) | |
| 受取手形 | 1,313百万円 | -百万円 |
| 支払手形 | 16 | - |
5 その他
前事業年度(平成25年3月31日)
自動車関連事業において、ワイヤーハーネス関連製品の取引に関し、EU及び米国を含む海外の競争当局の調査を受けております。なお、同分野の競争法違反行為により損害を被ったとして、米国等において集団訴訟が当社及び当社子会社に対して提起されているほか、一部の自動車メーカーと損害賠償に関する交渉を行っております。
当事業年度(平成26年3月31日)
自動車関連事業において、同分野の競争法違反行為により損害を被ったとして、米国等において集団訴訟が当社及び当社子会社に対して提起されているほか、一部の自動車メーカーと損害賠償に関する交渉を行っております。
(損益計算書関係)
※1 関係会社との取引高
| 前事業年度 (自 平成24年4月1日 至 平成25年3月31日) | 当事業年度 (自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日) | |
| 営業取引による取引高 売上高 | 335,932百万円 | 371,411百万円 |
| 仕入高 営業取引以外の取引高 | 478,235 93,384 | 493,259 100,054 |
※2 販売費に属する費用のおおよその割合は前事業年度14%、当事業年度14%、一般管理費に属する費用のおおよその割合は前事業年度86%、当事業年度86%であります。
販売費及び一般管理費のうち主要な費目及び金額は次のとおりであります。
| 前事業年度 (自 平成24年4月1日 至 平成25年3月31日) | 当事業年度 (自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日) | |
| 給料手当及び福利費 | 12,619百万円 | 12,986百万円 |
| 研究開発費 | 27,691 | 28,839 |
| 控除額 | △11,636 | △12,009 |
控除額に含まれる主なものは、関係会社からの経営指導料(前事業年度△9,051百万円、当事業年度△9,318百万円)であります。
※3 投資有価証券売却益
当事業年度(自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日)
関係会社株式売却益672百万円が含まれております。
※4 固定資産除却損の主な内容は次のとおりであります。
| 前事業年度 (自 平成24年4月1日 至 平成25年3月31日) | 当事業年度 (自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日) | |
| 建物 | 1,270百万円 | 1,476百万円 |
| 機械及び装置 | 151 | 409 |
※5 投資有価証券評価損
当事業年度(自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日)
関係会社株式評価損4,022百万円が含まれております。
※6 事業構造改善費用
前事業年度(自 平成24年4月1日 至 平成25年3月31日)
事業構造改善の一環として実施した、海外子会社の清算や生産拠点の見直しなどに伴うものであり、主な内
容は株式評価損471百万円、減損損失174百万円などであります。
(有価証券関係)
子会社株式及び関連会社株式
前事業年度(平成25年3月31日)
| 区分 | 貸借対照表計上額 (百万円) | 時価(百万円) | 差額(百万円) |
| 子会社株式 | 41,508 | 105,940 | 64,432 |
| 関連会社株式 | 16,396 | 133,324 | 116,928 |
| 合計 | 57,904 | 239,264 | 181,360 |
当事業年度(平成26年3月31日)
| 区分 | 貸借対照表計上額 (百万円) | 時価(百万円) | 差額(百万円) |
| 子会社株式 | 41,508 | 108,710 | 67,202 |
| 関連会社株式 | 16,396 | 114,108 | 97,712 |
| 合計 | 57,904 | 222,818 | 164,914 |
(注)時価を把握することが極めて困難と認められる子会社株式及び関連会社株式の貸借対照表計上額
| (単位:百万円) |
| 区分 | 前事業年度 (平成25年3月31日) | 当事業年度 (平成26年3月31日) |
| 子会社株式 | 300,392 | 301,168 |
| 関連会社株式 | 29,293 | 28,727 |
これらについては、市場価格がなく、かつ将来キャッシュ・フローを見積ることなどができず、時価を把握することが極めて困難と認められることから、上表の「子会社株式及び関連会社株式」には含めておりません。
(税効果会計関係)
1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳
| 前事業年度 (平成25年3月31日) | 当事業年度 (平成26年3月31日) | ||
| 繰延税金資産 | |||
| 繰越欠損金 | 14,772百万円 | 17,886百万円 | |
| 投資有価証券 | 12,389 | 13,344 | |
| 固定資産 | 4,917 | 4,591 | |
| 貸倒引当金 | 3,690 | 3,876 | |
| 投資損失引当金 | 4,860 | 3,335 | |
| 未払賞与 | 1,680 | 1,757 | |
| たな卸資産 | 1,661 | 1,743 | |
| その他 | 5,173 | 3,785 | |
| 繰延税金資産小計 | 49,142 | 50,317 | |
| 評価性引当額 | △22,180 | △23,200 | |
| 繰延税金資産合計 | 26,962 | 27,117 | |
| 繰延税金負債 | |||
| その他有価証券評価差額金 | △12,475 | △15,957 | |
| 退職給付引当金 | △8,181 | △6,683 | |
| その他 | △173 | △72 | |
| 繰延税金負債合計 | △20,829 | △22,712 | |
| 繰延税金資産の純額 | 6,133 | 4,405 |
2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に重要な差異があるときの、当該差異の原因となった主要な項目別の内訳
| 前事業年度 (平成25年3月31日) | 当事業年度 (平成26年3月31日) | ||
| 法定実効税率 | 37.9% | 37.9% | |
| (調整) | |||
| 交際費の損金不算入額 | 1.5 | 0.6 | |
| 受取配当金の益金不算入額 | △92.3 | △56.2 | |
| 評価性引当額の増減 | 40.6 | 4.5 | |
| 税率変更による期末繰延税金資産の減額修正 | - | 2.1 | |
| 複数税率による期末繰延税金資産の減額修正 | 10.8 | - | |
| 外国法人税 | - | 7.1 | |
| その他 | 0.1 | 3.4 | |
| 税効果会計適用後の法人税等の負担率 | △1.4 | △0.6 |
3.法人税等の税率の変更による繰延税金資産及び繰延税金負債の金額の修正
「所得税法等の一部を改正する法律」(平成26年法律第10号)が平成26年3月31日に公布され、平成26年4月1日以後に開始する事業年度から復興特別法人税が課されないことになりました。これに伴い、繰延税金資産及び繰延税金負債の計算に使用する法定実効税率は、平成26年4月1日に開始する事業年度に解消が見込まれる一時差異については従来の37.9%から35.6%になります。
この税率変更により、繰延税金資産の金額(繰延税金負債の金額を控除した金額)が500百万円減少し、法人税等調整額が500百万円増加しております。
(重要な後発事象)
取得による企業結合
当社は、当社及び日立金属株式会社が折半出資する持分法適用関連会社の株式会社ジェイ・パワーシステムズを当社の完全子会社とするため、平成26年4月1日に、現金を対価とする株式取得を行いました。
(1)被取得企業の名称及び事業の内容
| 被取得企業の名称 | 株式会社ジェイ・パワーシステムズ |
| 事業の内容 | 送配電用電力ケーブル、架空送電線及びそれらの付属品など関連システムの研究、開発、設計、製造、販売、工事及び輸出 |
(2)企業結合日
平成26年4月1日
(3)企業結合の法的形式
現金を対価とする株式取得
(4)結合後企業の名称
変更ありません。
(5)取得した議決権比率
| 企業結合日前に所有していた議決権比率 | 50% |
| 企業結合日に取得した議決権比率 | 50% |
| 取得後の議決権比率 | 100% |
(6)取得企業を決定するに至った主な根拠
当社が現金を対価とする株式取得により議決権比率の100%を獲得したことによるものであります。
(7)被取得企業の取得の対価
| 企業結合日に取得した株式の時価 | 9,030百万円 |
④【附属明細表】
【有形固定資産等明細表】
(単位:百万円)
(注)1.「当期減少額」欄の( )内は内書きで、減損損失の計上額であります。
2.当期増減額の主要なものは次のとおりであります。
建設仮勘定の増加額:研究開発設備 3,925百万円
【引当金明細表】
(単位:百万円)
| 科目 | 当期首残高 | 当期増加額 | 当期減少額 | 当期末残高 |
| 貸倒引当金 | 10,410 | 1,879 | 1,362 | 10,927 |
| 役員賞与引当金 | 160 | 210 | 160 | 210 |
| 受注損失引当金 | - | 28 | - | 28 |
| 投資損失引当金 | 13,651 | - | 4,283 | 9,368 |
| 債務保証損失引当金 | 1,334 | 86 | 251 | 1,169 |
(2)【主な資産及び負債の内容】
連結財務諸表を作成しているため、記載を省略しております。
(3)【その他】
自動車関連事業において、同分野の競争法違反行為により損害を被ったとして、米国等において集団訴訟が当社及び当社子会社に対して提起されているほか、一部の自動車メーカーと損害賠償に関する交渉を行っております。
第6【提出会社の株式事務の概要】
| 事業年度 | 4月1日から翌年3月31日まで |
| 定時株主総会 | 6月中 |
| 基準日 | 3月31日 |
| 剰余金の配当の基準日 | 期末配当 3月31日中間配当 9月30日 |
| 1単元の株式数 | 100株 |
| 単元未満株式の買取り及び買増し(注) | |
| 取扱場所 | (特別口座) 大阪市中央区北浜四丁目5番33号 三井住友信託銀行株式会社 証券代行部 |
| 株主名簿管理人 | (特別口座) 東京都千代田区丸の内一丁目4番1号 三井住友信託銀行株式会社 |
| 取次所 | - |
| 買取及び買増手数料 | 無料 |
| 公告掲載方法 | 電子公告により行います。但し、事故その他のやむを得ない事由により 電子公告による公告をすることができないときは、日本経済新聞に 掲載して行います。 公告掲載URL http://www.sei.co.jp/ |
| 株主に対する特典 | なし |
(注)単元未満株式の買取り・買増しを含む株式の取扱いは、原則として、証券会社等の口座管理機関を
経由して行うこととなっておりますが、特別口座に記録されている株式については、特別口座の口座
管理機関である三井住友信託銀行株式会社が直接取り扱っております。
第7【提出会社の参考情報】
1【提出会社の親会社等の情報】
当社は、金融商品取引法第24条の7第1項に規定する親会社等はありません。
2【その他の参考情報】
当事業年度の開始日から有価証券報告書提出日までの間に、次の書類を提出しております。
(1) 有価証券報告書及びその添付書類並びに確認書
[事業年度(第143期)自 平成24年4月1日 至 平成25年3月31日]
平成25年6月26日 関東財務局長に提出
(2) 内部統制報告書及びその添付書類
[事業年度(第143期)自 平成24年4月1日 至 平成25年3月31日]
平成25年6月26日 関東財務局長に提出
(3) 四半期報告書及び確認書
[(第144期第1四半期)自 平成25年4月1日 至 平成25年6月30日]
平成25年8月2日 関東財務局長に提出
[(第144期第2四半期)自 平成25年7月1日 至 平成25年9月30日]
平成25年11月6日 関東財務局長に提出
[(第144期第3四半期)自 平成25年10月1日 至 平成25年12月31日]
平成26年2月5日 関東財務局長に提出
(4) 臨時報告書
平成25年6月28日 関東財務局長に提出
企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第9号の2(議決権行使結果)の規定に基づく臨時報告書であ
ります。
(5) 発行登録書及びその添付書類(普通社債)
平成25年8月19日 関東財務局長に提出
(6) 訂正発行登録書(普通社債)
平成25年11月6日 関東財務局長に提出
平成26年2月5日 関東財務局長に提出
第二部【提出会社の保証会社等の情報】
該当事項はありません。
| <内部統制監査> 当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第2項の規定に基づく監査証明を行うため、住友電気工業株式会社の平成26年3月31日現在の内部統制報告書について監査を行った。 内部統制報告書に対する経営者の責任 経営者の責任は、財務報告に係る内部統制を整備及び運用し、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して内部統制報告書を作成し適正に表示することにある。 なお、財務報告に係る内部統制により財務報告の虚偽の記載を完全には防止又は発見することができない可能性がある。 監査人の責任 当監査法人の責任は、当監査法人が実施した内部統制監査に基づいて、独立の立場から内部統制報告書に対する意見を表明することにある。当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に準拠して内部統制監査を行った。財務報告に係る内部統制の監査の基準は、当監査法人に内部統制報告書に重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得るために、監査計画を策定し、これに基づき内部統制監査を実施することを求めている。 内部統制監査においては、内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果について監査証拠を入手するための手続が実施される。内部統制監査の監査手続は、当監査法人の判断により、財務報告の信頼性に及ぼす影響の重要性に基づいて選択及び適用される。また、内部統制監査には、財務報告に係る内部統制の評価範囲、評価手続及び評価結果について経営者が行った記載を含め、全体としての内部統制報告書の表示を検討することが含まれる。 当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。 監査意見 当監査法人は、住友電気工業株式会社が平成26年3月31日現在の財務報告に係る内部統制は有効であると表示した上記の内部統制報告書が、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して、財務報告に係る内部統制の評価結果について、すべての重要な点において適正に表示しているものと認める。 利害関係 会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。 以 上 |
(注)1.上記は監査報告書の原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は当社が別途保管しており
ます。
2.XBRLデータは監査の対象には含まれていません。
(注)1.上記は監査報告書の原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は当社が別途保管しており
ます。
2.XBRLデータは監査の対象には含まれていません。